D&D2024 GenConまとめ
8月1日のGenConで行われたD&Dのイベントで話された内容をまとめたものです。ソースは当日参加したChristian Hoffer氏のXでの投稿となります。
プロジェクト・Sigil(シギル)
D&Dの公式オンラインセッションツールのプロジェクト名です。これが最終的な商品名になるかはまだ不明です。
アクセス:
Sigilはブラウザではなく、アプリをインストールしてプレイする。
D&D BeyondからSigilへのクローズドベータアクセスを申請できる。今秋から!
収益モデル:
アプリない課金を含む基本無料。ベータ版のフィードバックを用いて最終的に決める。
D&D Beyondとの互換性:
Beyondからキャラクターシートを取り込むことができる。他の情報も取り込み可能。
プラットフォーム:
まずはPC版をリリース。様子を見ながら他のコンソールに出すか判断する。
VR対応も考えているがVR酔いをどうにかしたい。
収益化:
収益化を担当する役職を募集中。
ブランド:
バルダーズ・ゲートからの人気キャラも含まれる
ルール関連
Bastion System
クラスとサブクラス:
アーティフィサーは2024年版のルールにそのまま使える。クラスのアップデートも企画中。
2024年版に含まれてないサブクラスは使用しても良い。将来的にサブクラスの数を増やす予定。
呪文:
トゥルーストライクが「使える子」になった。
スピリチュアル・ウェポンに集中が追加された。今までがあまりにも強かった。
クレリックの変更点:
良いフィードバックを受けたので、クレリックの詳しい内容を見せるのが楽しみだ。
ウィッシュ:
新しくデザイン変更された。下手な使い方をしたら苦痛の貴婦人がお仕置きにやってくる。
マジック・アイテム:
DMGには新たなマジックアイテムを製作するルールが追加され、お金が余ったPLはほしいアイテムを入手しやすくなってる。
2024版と2014年版の互換性:
2024年版が2014年版を「置き換える」。すべての既存のサプリや冒険は全部2024年版で使用できる。
D&D Beyondは自動的にルールを更新し、古い内容は「2014年版」というタグが追加される。
Bastion(拠点ルール):
見た目だけに影響する建物と、実際に機能を持つ建物を初期で獲得できる。(レベル5以降?)拠点が行動するときにこの特殊な建物が何かしらのボーナスを与える。
例:兵舎、観測所、劇場、船大工港等
大きさ
時間とともに成長する。
大きさはPLが決める。
リソース:
拠点が行動することでPLにリソース(お金やアイテム)を与える。
コミュニティ関連の質問
BIPOC(人種的マイノリティ)のサポート
マイノリティはD&D Beyondや文化的なヒヤリングを用いてサポートを続ける。今後もBIPOCクリエイターとのしごとの幅を広げていきたい。
サード・パーティ:
サードパーティコンテンツ(≒二次創作)はD&D Beyondへと以降する。いまはWotCがクリエイターを選んでいるが、いずれ自分で出版できるようにしたい。
コンセプトアート:
主に黒人が運営する「9B Collective」社がサブクラスのアート製作を担当した。同社はブラインド・プロセス(人種を選考に混入させない方法)を用いてアーティストを採用している。
モンスターマニュアルの挿絵:
ほとんどの挿絵はモンスターのアクション途中のシーンを切り抜いたものである。
物理版はどうなる:
物理的なアーティファクトとして今後も提供していきたい。(回答者がちょうど印刷会社からの帰りだったらしい)
新しい代表取締役:
John Hight氏(元はBlizzardのWorld of Warcraftを担当)がWizards of the Coastとデジタル部門の代表取締役に就任する。