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芸術家を学ぶ〜13人目《ピーテル・パウル・ルーベンス》

私が勉強したいのは美学の中でもとくに分析美学と呼ばれるものなのですが、その分析美学をやるためには何をすればいいか考えたときに、まずは美学の基本をおさえることでした。勉強した芸術家たちはここに、時代区分はここにまとめていこうと思います。

という流れで美術史の勉強が始まりました。

13人目は、バロック(17世紀)《ピーテル・パウル・ルーベンス》です。


《ピーテル・パウル・ルーベンス》17世紀前半

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『十字架降下』1611-1614年、聖母マリア大聖堂

ルーベンスは「王の画家にして画家の王」と呼ばれ、17世紀前半フランドル・バロックの画家として活躍しました。

教養があり、外国語の習得にも長けていたルーベンスは、有力なパトロンを何人も獲得していました。

ルーベンスはドイツ生まれ、過ごしていたのはアントウェルペン(ベルギー)でしたが、ルーベンスの力強い作風は1600-1608年まで過ごしたイタリアで培われたものだそうです!

ルーベンスは外交官としても活躍し、イギリスとスペインの王からナイト爵を授与されたといいます。


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はじめに出てきたこの作品、聖書の一場面を描いたものなんだそうです。暗い背景の中で、周りを囲む人々によってぐったりとしたキリストが白い埋葬布に降ろされています。

バロック期は鑑賞者を感情的に圧倒することをいしきしていたため、劇的な身振りを多く描きました。


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『レウキッポスの娘たちの略奪』1618年、アルテ・ピナコテーク(ドイツ、ミュンヘン)

こちらは、ギリシア神話に登場する半神半人のカストルとポルックス(男性2人)がレウキッポスの王の娘、ヒラエイラとボイペを誘拐する場面をえがいたものです。


半神半人のカストルとポルックス(男性2人)は双子で、全知全能の神ゼウスレダの間に生まれた子供です。

レダというのはスパルタ王妃なのですが、彼女に恋をしたゼウスが白鳥に変身することによってレダと交わることに成功するのです!!その際にレダは2つの卵を産んだとされ、その卵から生まれたのがルーベンスの作品に出てくる、半神半人のカストルとポルックス(男性2人)なんです!

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これはセザンヌの『レダと白鳥』という作品で、先ほど言ったゼウスが白鳥に変身してレダと交わるところを描いたものです。

ここで生まれたカストルとポルックス(男性2人)が、レウキッポスの王の娘、ヒラエイラとボイペ(女性2人)を誘惑するんです!ちなみにレウキッポスの王の娘、ヒラエイラとボイペは姉妹で、カストルとポルックス(男性2人)の叔父の娘だとも言われているんですよ(つまりいとこ!?)



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『麦わら帽子(シュザンヌ・フールマンの肖像画)』1622年、ナショナル・ギャラリー(イギリス、ロンドン)

この肖像画は、ルーベンスの2番目の妻になった女性の姉妹とされています。ルーベンスの描く女性は、“薔薇を食べて育ったよう”と言われるほど血色感のある描きかたでした。


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『マリー・ド・メディシスのマルセイユ上陸』1622-1625年、ルーヴル美術館

こちらはルーベンスのファンだった、フランス王ルイ13世の母、マリー・ド・メディシス太后の依頼で描かれたものです。

マリーの壮大な生涯を表現した24枚の作品のうちの1枚で、特に有名なものだそうです。

この作品は、マリーが嫁ぐためにマルセイユ港に到着したときの情景を描いたものです。

左上にメディチ家の紋章(金色の上に赤い丸がいくつか描かれているやつ)があり、左下には海の神ネプチューンとトリトンがいます。右下にいるのは到着を喜ぶ3人の海の精ネレイスだそうですよ。



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『ステーン城のある風景』1636年、ナショナル・ギャラリー(イギリス、ロンドン)

こちらはルーベンスがアントウェルペン南部に購入したステーンの土地を描いたものです。プライベートな時間を過ごした場所なんだそう。


このようにルーベンスは膨大な量の作品を制作したと知られています。


以上がバロック17世紀に活躍した、ピーテル・パウル・ルーベンスの紹介でした。


これからもこんな感じでやっていくので、なにか間違っている点とかおすすめの勉強法がある方は教えてくださると嬉しいです。勉強していくうちに新しい情報が入ればその都度加えていこうと思います。
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ありがとうございます!これからも更新するので見てほしいです!!!!!
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