時の中へ2003 鬼りんご


時の中へ 2003


今 ふる時の香に打たれつつ高く青く覚りたい 歓びはまぼろしでありかなしみが現であるとのテーゼに根拠は無いと 迷彩された事実らに腐蝕された事実界の任意の街路の花陰で 非在を装ふ私の存在が風のフロンティアをがうがうと奔る せきばくいづくんぞたふべけんや おおひとびとにさいはひを


(「こどもだま詩宣言」対応 原文縦書き)

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