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Kroi Live Tour 2023 "Magnetic" 福岡公演 Day1・Day2


4/22 福岡DRUM LOGOS Day1
w/BREIMEN


2月の対バンを経てのBREIMENとのツーマンは期待を裏切らない激アツ展開。マイメンと一緒ではしゃぐ怜央君 。無謀なるMC対決に震える悠生君。

BREIMENが圧巻だったのとそれぞれのマッシュアップが楽しかったのは言うまでもないが、Kroiについてはこの夜はriskが最高だった。このアレンジ華やかでいいよね。フェイクもキマって大喝采でした。アンコールのJudenはもはや貫禄。

次の壁を越えたいKroiが今このタイミングでBREIMENから多大な刺激を受けたことは最高な事件。そしてこの話が聞けたことはここまでのツアーの謎解きみたいだった。
いつか「一緒にシーンを作ろうって博多で話したね」って振り返る日がきっと来る。その日もフロアに居れますように。

            (2023/04/23 14:35)



4/23 福岡DRUM LOGOS  Day2


ダブルアンコールが終わった瞬間から声にならないどよめきと凄まじい余韻が辺りに満ちた。ライブハウスを飛び出し夜の天神を駅へ急ぐ間もまだ、Kroiが放っていった熱がずっと体にまとわりついていた。

KroiとBREIMENの関わりはまるでドラマのようだ。いつか大きなところで一緒にやろうという3年前の約束が果たされ、一緒にシーンを作ろうという新たな約束が生まれた。それぞれがそれぞれの試行錯誤を重ねた末に辿り着いた2月のZepp、そこで"ブチくらった"Kroiのライブは劇的に進化した。

とにかく大小さまざまな伏線が一気に回収された夜だった。それはおそらく計算されたものではないが必然でもあった。Kroiのメンバーがかつてインスタグラムで出会ったように 、パズルのピースが音をたてて嵌まっていった。

冒頭、前日のツーマンでカツシロ氏の冗談から飛び出したバンド1.2.3が現実のものとなり冗談ではないJAMをぶちかました。
この日のサングラスを外す試みも、同級生が向かいあって弾くギターも、これまで垣間見えた諸々の先にある答えのような気がした。

目が腐るほど見たライブ映像がところどころでオーバーラップした。凹凸で「みんなで歌えなくて悔しい」と怜央君が嘆いたHORNはブレイクと煽りが入った大合唱バージョンに。さらにShinchaのラストはDUELの時の "また一緒にKroiと〜"にとても似ていて思わず涙が溢れた。

アンコールは予想外のa force。火を吹くようなシャウト。みるみる速度を上げ爆走するアウトロ。声出しの効果だけじゃなくライブそのものが化けたことをこの曲もまた証明していた。

パーティーは続く。
過去のエピソードを想ってエモくなっているのはたぶんこちら側だけ。彼らはいつだって前を見ている。1週間余韻に漂った挙句、そこに鳴った音だけが答えで、言葉はいつだって無力だと思い知る。
完敗。

            (2023/04/30 1:09)

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