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Kroi Live Tour 2023 "Dig the Deep"名古屋公演・東京公演

11/5 Zepp Nagoya
w/ OKAMOTO'S


事前のインタビュー等もあってかなり期待度の高かったこの公演、まさにライブは生き物という言葉を体現する、うねるような数時間だった。

旧知の後輩であるKroiからの初の招聘を先輩OKAMOTO'Sが真正面から受け止めた。演奏はもちろんのことMCも煽りも素晴らしくて、おそらくOKAMOTO'Sをよく知らない人もいたはずなのに会場はすごい熱気に包まれた。中盤で曲がFire Brainに変わった時の高揚感たるやもう。

それはOKAMOTO'Sの誠意でありプライドであったと思う。そして後攻のKroiはそれに全力で喰らい付いていったように見えた。急遽セトリを変更し中盤でJuden。前半の山場に(Kroiのライブではレアな)カバーでBeekを。アンコールは渋いギターで終わらないFire Brain。

相乗効果でライブが変わるさまを目の当たりにする楽しさ。熱さと冷静さ、強さと優しさを併せ持った、リスペクトに満ちた深いライブだった。すごい熱量で応えた観客もまたその一部。レイジ君ありがとう。そう音楽って最高だね。

          (2023/11/07 17:52)


11/12  Zepp Haneda
w/ nobodyknows+


ツアー3公演めの舞台はフリーライブ以来の羽田。
開演前のステージを見ながらここからフロアに降りてきたなあなんてあの日の彼らを懐かしく思い出す。

しかし既にKroiのライブはあの日とは別モノ。一年余りで見違えるほど進化した。今回も大掛かりな撮影が入っていたが臆することも構えることもなく、ほどよく肩の力が抜けた変幻自在な演奏とMC。随所に差し込まれるソロの割り振りまでも時にアドリブで変える余裕を見せたりして。

セトリは前回同様ベースの13曲から数曲を入れ替えるスタイル。シフコマ〜夜明けの流れがフロアを明るくする。さらにこの日は東京ではやろうと思ったというFire Brainがアンコール2曲めに加わった。勢いだけでは終わらない長いアウトロを最後までしっかり聴かせて熱い余韻を残す。

個人的ハイライトは怜央君と悠生君それぞれの個性が際立つツインギター。ソロを繋いだり左右に出てきたり対面で弾いたり。2人の目線を追うのも楽しい。
怜央君の初お目見えのギターで鳴らすHORNイントロもよかった。あと美しきAstral Sonarも。ああ書ききれないな。笑顔に満ちた幸せな夜。

           (2023/11/17 0:13)

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