No.70所感=^_^= 我が師たち～高校時代のこと
（約1800字）
以前、私の尊敬する先生たちについて記事を書いた。
それが、コチラ↓↓↓
大学時代のことについても、書いた。
今回は、高校時代の先生について。
私が通っていた高校
私が通っていた公立高校は、制服がなく、遅刻を取り締まられることもなく、門はいつも開いていて、出入り自由。制約のほとんどない校風だった。
今思えば、その高校は、大学のように単位制のモデル校をしていたのかもしれない。授業の選択内容によっては、空き時間があったり、職員室前には休講黒板があって、その日の休講を確認してから、空き時間が続けば喫茶店に行ったりしていた。
そして、今考えると、先生方も本当に独特だったと思うのだ。
反面教師の代表、物理のK先生
事なかれ主義の担任、T先生。
現代国語のS先生（烏）
古文・漢文のN先生（有名人）
地理のH先生（休講）
生物のM先生（ショウジョウバエ）
化学のY先生（秋田県）
地学のR先生（測量）
などなど…( )内は、キーワード
まずは、反面教師、物理のK先生から。
反面教師も立派な先生。
さなかにいるときは、腹立たしいだけだったが、今となっては「こうはなるまい」と思って、こうしてしっかりと記憶に残っているのだから、立派な教えなのだと思う。
こうはなるまい 物理のK先生
K先生は、最初から怒っていた。
「お前らは、バカだ！」
から、授業が始まる。
昔は、休み時間ともなると、質問をしたい生徒が職員室の前にずらっと並んでいたんだそうだ。
でも、今は…
「誰も聞きに来やしない。お前ら勉強する気なんぞ、ないんだろう！」
あー、はい、そうかもしれません。
と、私は、心の中で思っていた。
少なくとも、生徒を最初からバカだと決めつけて、怒鳴っているあなたとは、口もききたくありません。
ある時、教室に入ってくるなり、黒板に〇を書き、それにくっつけるように棒を書き、
「この板と、地球の隙間には何がある？！」
と、怒鳴った。
は・・・？
K先生は、次から次へと生徒を指名するが、当然、誰もわからない。
K先生は、ヒートアップする。
「お前らは、バカか！！」
はい、そうかもしれません。
先生の言いたいことが、何なのか、さっぱりわかりません。
「この！ 板と！ 地球の間には！ アリがいるんだ！！」
えーっと、つまり、K先生は、板と地球の間には、アリがいるほどのほんの少しの隙間が空いているから、物理Ⅰでは「摩擦を考えないで計算する」ということが言いたかったらしい。
他のクラスでは言ったかもしれませんが、私のクラスでは、初耳でしたよ。
でも、どこのクラスで言ったかどうかなんて、K先生には関係ない。
とにかく、私たちはバカなので…。
またある時は、教室に入って来るなり、
「誰だ！オレの車に落書きしたヤツは！」
は・・・？
どうも、こういうことらしい。
先生は自動車通勤していて（４０年以上前はよかったのでしょうか？）、そのホコリだらけの窓ガラスに、指で「バカ」と書いた跡があったというのだ。
クラスの一人が、勇気を出して言った。
「僕たちじゃないかもしれないじゃないですか。」
そのとおり！ K先生の敵は、たくさんいる。
そうしたら、K先生は、
「お前らに決まってる！もう授業は、やらん！」
と言って、出て行ってしまった。
わーい！私たちが喜んだのは、言うまでもない。
まだある。
K先生は、徹底した男尊女卑だった。
テストの点数で成績を決めるのはいいのだが、女にはよい成績をつけないという。
１学期の成績に疑義があったので、確か２学期、同じ点数だった男子に、後で成績を教えてねと頼んでおいた。
案の定、同じ点数のその男子と私では、１段階私の方が低かった。
当然、抗議に行った。
そうしたらけんもほろろ。
それでも文句を言ったら、
「うるさい！ダメなもんはダメだ！」
そもそも、この学校は以前は男子校で、共学になって女が入学したらからバカになったんだという。
えー、今なら大問題！
担任のT先生にも、訴えたが、授業中の態度が云々とか何だとか言って、取り合ってもらえなかった。
事なかれ主義丸出し。
K先生は授業中の記録など、何も取っておらず、おそらく生徒の誰の顔も名前も覚えていないだろう。
今の私だったら証拠固めをして、もっと頑張ったのかもしれないか、当時の私は、基本、単位が取れれば成績なんてどうでもいいと思っていたので、もう２度と物理は取るまいと決心してそのままにしてしまった。
４５年前のひどい話である。
長くなったので、今回はここまで。
面白ければ、続きを書く（かもしれない）=^_^=
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