フランスパンは硬くない
あることは、ないこと。
ないことは、あること。
こうと決めたらこう、と自分も周りも
決めがちだなあと思うので、
「相対的に考える」は、最近のテーマです。
哲学、の力を借りてみることにしました。
いきなりちょっと難しいな。
起こる物事はいつも、
それ自体には意味がなくって、
それをどう捉えるか?という人間。
によって意味が与えられる、っていうのは
わかる気がします。
しかも、その人によって、
意味も解釈もぜんぜん違うんだ、っていう
ことを前提にしちゃうところからはじめる。
ことは賛成です。
とかく、自分が見ているように、
相手も見ている、と思っちゃうんですが、
そうではないんだよ、というところから、
お互いに始めることが幸せの入り口。
白は黒に似ているのか!
硬さはやわらかさに似ているのか!
っていうのはびっくりしました。
白か黒か?
AかBか?な二者択一って嫌だなあと
最近思ってたんですが、
まさか、似ているだなんて、
その思考自体が、自分にないものだったし、
こういうのもバイアスがかかってたんだなあと
気付かされます。
正反対だと思ってた、いや思い込んでただけだ
一つ上の上位概念でいえば、括られる。
黒と白、たしかにフォーマル括り!
そう考えていくと、
苦しみも喜びも感情であり、
書くことも読むことも生きることであり、
なんだか、ホッとします。
白黒つけるとかつけないとかじゃなくて、
みんな、仲間やん。
敵はいないよ。
フランスパンがレンガより柔らかいとか。
耳鼻咽喉科!って管つながりなんだとか。
相対とは、相対にすることで
比べるためにあるんではなくて、
同じなんだなあって気づくためにある。
人類は同じではないと思おうとしてたのに、
なんだ、同じなんだなあということに
かえってきてしまった。
嫌だなあと思うことも、
嬉しいなあと思うことも、
実は表裏で人なんだ。
常識や固定観念の、外し方だったのね。
苦しんでることに気づくための方法だ。
白黒比べて終わりじゃないのね。
真実を見失いそうな時は、
フランスパンを思い出そう。
あたまがかたくなってたら、
レンガとくらべてみよう。
きょうは硬いお話でしたが、
硬くもないお話かもしれません。
お付き合いくださりありがとうございます。
エッセイや小説を読むことが増えたので、
違うジャンルも読んでみることで、
やわらかくなりました。
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