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「和食」と聞いてどんな料理が思い浮かびますか。
「和食」から連想されるのはどんな場所ですか。



私たちの住む日本には和食という文化があります。


私たちはこの「和食」で日本の生産者の減少、国産食材の減少、食料自給率の低下を解決できないか考えました。

私たちは衣食住の全てに多様な文化を取り入れ、生活しています。
時にはインド織りのシャツを着たり
時にはフレンチやイタリアン、ファストフードを食べたり
時にはペルシャ絨毯の上で過ごしたり
私たちは多様な文化がある生活を享受しています。

その一方で日本の土地で生まれた、日本の文化はどうでしょうか。
異文化を日本に馴染むよう、アレンジした文化も日本の文化のひとつです。着物や日本画、茶道や和食などの長く受け継がれてきた日本の文化は、日本のこの土地で生まれ、この土地を生かし、この土地特有の心があります。

和食は日本で採れる食材を多く使った料理です。日本の季節や場所に合わせ変化し、その瞬間の日本を楽しめる料理です。だからこそ風土や伝統、人を知るための料理でもあります。



この「和食」は私たちが今回の課題に設定した、日本の食料自給率低下の解決に活躍出来る文化だと考えました。

しかし、「和食」の文化は現代の日本人にとってどんな文化なのでしょうか。

最初の質問では、どんな「和食」を思い浮かべたでしょうか。

多くの人が、綺麗に盛り付けられた特別な料理を思い浮かべたそうです。
現在、和食に対して「手間のかかる料理」「難しい料理」「特別な日に食べる料理」といった非日常を感じるイメージを持っています。

なぜこの和食のイメージが定着してしまったのでしょうか。
大きな理由の一つは和食の食べ方に関する作法の難しさだと私たちは考えました。

この作法というハードルは、その日の食事に和食を選ぶ機会を遠ざけさせています。特に日本人の性格は作法を重んじているように思います。

食卓での手本は親です。
親は子に作法を教えられるでしょうか。

現在、大人のほとんどは作法に自信がないそうです。
このままでは、日本の文化である和食が失われてしまうことも考えられるでしょう。

和食と作法には強いつながりがあり、相互関係にあります。
作法へのハードルが低くなれば、きっと和食へのハードルも低くなるでしょう。そこから和食の消費が増えることで、日本の食料自給率の上昇へとつながるのではないでしょうか。


そこから、
私たちは和食から始められる問題解決を展示することにしました。

展和食についての知識や、作法について、作法のはじめの一歩となるフリーペーパーなどが展示されています。
この展示を通し、日本の文化についてや、和食と作法の重要性、未来のための問題解決について考えてもらえればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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