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自由や多様化の裏側(2024年6月20日配信)

※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。登録のこちらから(無料)。

おはようございます。ウェディングの民主化を実現したいアナロジーの市川です。

第241回目はテーマは「自由や多様化の裏側」です。自由に!とか多様化!とかは割とカジュアルに使われるけど、その裏側に隠れている思考の深さは全然違うって話。

(3301 文字 / 約7分で読めます)


自由な結婚式、働き方の多様化、など

自由とか多様化とか自分らしく、とかのトレンド?や発信される企業や人が増えてますよね。これまでの常識や商慣習などにとらわれず、ふたりらしい結婚式をしましょう、自分らしい働き方をしましょう、的な話です。

ブライダルに限らず時代の流れとしてこの方向性はこのまま続くんだろうなぁと思っているものの、自由=常にオーダーメイド/フルカスタムで考えるのではなく、ある程度の選択肢の幅を裏側で理解しておくことが必要だと考えています。

例えばWedding Me Worksでは、ブライダル業界人の多様な働き方の実現を提唱していますが、では多様な働き方って具体的に何があるのか?のパターンは理解しているつもりで、その選択肢がこれまで一般的であった雇用→配属に限らないという捉え方をしています。

自由=完全パーソナライズではなく、取りうる選択肢の拡大+部分的パーソナライズであり、より正確に書けばパーソナライズされた事例の積み重ね→型化の繰り返しによる選択肢の拡大、というイメージです。

なので、何かしらの自由化や多様化の実現を目指すのであれば、その起こりうる選択肢は仮説ベースであったとしても想像しておく、理解しておくことが望ましいと思っています。

何でこんな話かっていうと、ブライダル産業フェアでのご挨拶などをきっかけに、ここ3週間くらいで業界で活躍される多くの方々とお話しさせていただいたんですよね。いつもメルマガ読んでます!→今度一度お話ししましょう~、的な流れ。

みなさん自分なりの軸や哲学を持って事業運営や日々の活動に取り組んでいらっしゃいましたし、何を実現したくてなぜ今これに取り組んでいるのか?みたいな話をたくさん聞けたんですよ。本当に貴重な機会でした。お時間いただいた方、ありがとうございました。

一方で、縛りやルールからの逃亡手段としての自由や多様化を掲げている人も少なくない気がしています。もしその事由が達成されると何ができるようになってるの?と聞くと現状否定しか出てこない、みたいな。

ここのイメージがどれだけ具体化、明確化、言語化しているかの違いはなかなかSNSなどでは分からないなぁと思ったので、自由や多様化とは何なのか?を、今回は市川なりに考えてみようと思います。


自由な結婚式って結局なんなのか?

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