愛の形

二回目の投稿!

今回はホストについて綴ります
一般論としてのホストではなくおれが経験したホスト人生についての自分語り

俺はホストって仕事が大好きで
それと同じくらいホストって仕事が大嫌いだった


いきなりだけどシャンパンタワーってすごい好きでね

お店や担当によって上下するけど俺が見てきたタワーはすべて
『あーこの姫は本当に担当のことが大好きなんだなあ』
ってつたわるイベントが多くて

人によるけど担当の方も本当に姫を愛してるんだなって感じられるタワーもあって
人はこんなに愛しあうことができるんだって、いつも泣いてた
タワーってまさに愛を形で示したようなものだからさ
そこに行き着くまでたくさん苦労してきてさ
報われておめでとうって
そう思ってた


多分日常生活で知り合った人をここまで愛することはなかったと思うんだ
ストックホルム症候群とかお金をかけたからこそ執着するとかそういう側面もあるかもしれないけどさ

それがホストの好きなとこ

日常では絶対に送ることのできない刺激的な日々を送れる
脳から変な分泌物が放出されて中毒になっちゃいそう

嫌いなところは
大切な人を不幸にしてしまうこと

幸せ不幸というのは個人の尺度であり、決して不幸ではないのかもしれないけどおれはそう感じてしまう
そう考えることが逆に失礼なんだろうけどね

おれはだいぶ歪な人間で、そんな俺と一緒にいてくれて応援してくれてって今まで俺を指名してくれた姫は本当にみんな良い子
繊細すぎて社会から逸れて友達はすくないけど本当に本当に心が優しい子ばかりだった


だからずっと店舗運営者や内勤のいう頑張れ!って言葉が嫌いで
お前に何がわかるんだよ
こっちは彼女の辛そうな顔をいつも見てるんだよ
軽々しくもっと引けとか稼げる!がんばれとか言うなって思ってた
無責任な言葉で彼女達を追い詰めるな

それがホストの嫌いなところ


どんな綺麗事いっても大切なひとを働かせて無理させて搾取しないと、己のプライドの保守や日銭を手に入れられないから
女の子にそう感じさせたり自分がそう想う時点で多分おれにはホストの才能はなかったんだろうね

そんな俺のホストやる上での小さな夢はおれが所属してきた店の中で一番楽しかった店の再現
上がキャストの個性を潰すことなくみんなが売り上げをあげてお金を手にして馬鹿して遊ぶ
自分の姫やキャストの姫もみんなでファミリー
そんな暖かな環境

その店はキャストが仕事の枠を超えて仲が良くて、姫のこともお客さんじゃなくて友達のように扱っていて
まるで学校のクラスのようでいいなと感じたんだ
おれ学生時代友達いなかったし

そんな環境でホストをしたい
それが俺の目標
だからヴァルハラをそういう店にしたい
もちろん売上1000万ナンバーワンは絶対に取りたいけどね
それより大事な夢
代表を目指した時期もあったけど、いろいろあってもう諦めちゃった
プレイヤーはもうしたくないな
もう誰もお金を理由におれのそばから離れて欲しくないから

そんな俺がお客さんといっしょにいるうえでいつも考えてることがあるんだけど
暗い気持ちになってきたからきょうはここまで
またいつか

好きな人をいつまでも純粋に思っていられる君達は素敵だよ