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勝てるレース/怪我/言い訳

怪我は散々してきたがそのうちの1つうまくいった例を上げてみよう

フランスで走っていた時、急に股間が痛くなりピピするのが大変になった
いろいろな可能性があり、医者にかかった時性病の検査をしてみましょう!という話になった。
身に覚えがないが、可能性としてあるなら!もちろん選手時代はタイにいく事が多かったせいか、HIVの検査をすることも多かった。タイでは事故に遭った人や、血を流している人がいたら絶対に触るな!という

もちろん自分自身を守る為だけど、いつどこで接触するかわからないこともあり、あまり気にせず検査へいくと、やはり陰性
その間目の前にはスペインで行われる「シルクイト・ディ・ゲッチョUCI1-1」が迫っていた。どうしても狙わなければいけないレース、でもトレーニングは思った様にできず、その間尿道は腫れ上がり、膀胱炎になりそうになりながらも、おしっこを出したくないというおちんちん側の主張が強すぎて、おしっこが出なくなるところまで来ていた

あ!サドルを変えよう!
そこで自転車屋へ行き、穴あきサドルの決定版SMPに出会う。自分が変わらなくても物を変える事で好転できるかもしれない
次の日からのトレーニングは痛みがどんどんなくなり、痛みでむくんでいた顔がどんどんよくなっていった。トレーニングは長い時間できなかったが、短い時間でレースに勝てる内容だけを厳選して行った。そしてギリギリレースには間に合った

1クラスで勝てるレースはそれほど無い、このレースは結果の出しやすいレースだし、この年の1つピークを持ってきていた
レースは最終コーナーからゴールまで350m、コーナーをどの位置でクリアしたかがそのまま順位に反映する。レース前ゴールは追い風が強く、アウターギアを53から55に変えた
このあたりも冷静にレース前に確認ができていて、良い集中ができている

最終コーナー前200mで幸也の合図とともに集団の前に出て、最終コーナーを2番手で曲がった。しかし、前を見るとコーナーの侵入禁止ロープを潜って近道した選手が前にいる、思ったよりも早駆けしてしまったが一気にその選手に追いつきスプリントへ
残り30m横に並ぶレイネスを抑える事ができず2位になってしまった

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勝てたレースを落としてしまった
怪我は体に制限をもたらすが、その分自分で考える事を教えてくれる
今まで通り100%の状態で結果がでたかはわからないが、このレースはその後表彰台に上がる事ができなかった。勝てると思ったレースは何がなんででもどんな状況であれ結果を出さなければならない
創意工夫して言い訳しないもの自分次第


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