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旅ノォト➌(伊根の街並みと伊根湾クルーズ)

一泊二日、北近畿の旅、
二日目(最終話)です。

今回の旅、
一番のメインは京都丹後鉄道の
「海の上を走る電車」でしたが、


次の目的は、二日目にセッティングした
京都府丹後半島の北東部に位置する町、
「伊根」です。


ご存知ない方に、伊根の町がどんなかと軽く説明すると、、、

伊根町には「舟屋」が伊根浦地区に約230軒立ち並んでいます。 その独特の景観とそこに息づく人々の暮らしから、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、「日本で最も美しい村」連合にも加盟しています。

伊根町観光HPより
舟屋、こんな感じ
こんな景観
ここに船が停泊するのですね

実は二十代の後半、
伊根の風景にあこがれて、
当時の友達四人で遊びに来たことがあります。
(あの頃まだ一人旅をしたことがなかった)


昼は海鮮市場で暑い中バーベキューをして、
天野橋立で股のぞきをして、
伊根に向かいました。

そこでわたしは何を思ったか、

「還暦になったら、またここでみんなで集まろうな」

と言ったのです。
伊根の舟屋で。

言われた三人は一瞬、ぽかんとしていたけれど、
タイムカプセルのような未知の提案に微笑み、

「ええな、ええな!集まろ!」

と、のってくれたのでした。

現在この男女四人は、いつの頃からか、ちりぢりで音信不通。

当時すごく仲良かったのに、
残念だなと思い出します。


いまや、
うかうかしていたら、
還暦なんてすごいスピードでやってきそうです!

いやはや、
少し感傷的になってしまいました。


話を戻して。



一日目で実感したのですが、
外国人観光客がほぼ80%くらい占め、
昼過ぎるとかなり混雑するとリサーチすみ。


天草の崎津教会行きのときも実感しましたが、
朝、どれだけ早く動くかで天と地の勝敗があります。

わたしは天草同様早起きして、
7時のバスに乗りました!

天草のバスと違って、意外に人がいることに驚く・・・
電車も好きだけど、路線バスも大好き。
海岸線に入るとテンションあがる

わたしは終着の「伊根郵便局前」で降りるつもりでしたが、

途中の「伊根」で日本人観光客らしき人たちが数名降ります。


下車は「伊根郵便局前」と信じて疑わなかったので、
隣の老夫婦が降りるべきか降りざるべきか、
と押し問答をはじめたので、

お節介ながら、

「伊根の街並みを見るなら郵便局前ですよ!」

と自信満々にアドバイスしたのでした。


そして運転手さんも、
ガイドブックにのっている停留所は郵便局前ですよ!
と、フォローしてくれたのです。


老夫妻は、二人に言われ納得し、
椅子から浮いた腰を座り直し、
なぜか乗客わたしたちだけになったバスにやや不安をおぼえつつも、

郵便局前で下車したのでした(確か8時半過ぎ)。

念のため時刻表を見ると、
次の次の10時25分を乗り過ごすと、
16時までないじゃありませんか!


謎のプレッシャー!


愛想の良い運転手さんは、

「ちなみにわたし、9時25分の運転手でーす!」


と言って一旦去られました。

衝撃的な時刻表

やはりどうも、

お店が点在する観光スポットである場所は、
「伊根」で下車するべきだったようです。


間違いに気づき、やべぇなと妙に後ろめたくなり、
わたしは早々に老夫妻から立ち去りました。


町を一巡しましたが、
行きたいと思っていたお店の存在も確認できず、
また時刻が早いから人気もなく、


冒頭の舟屋の写真を撮らせていただいて、

三十分程度で町はすっかり満喫できました。


これは10時過ぎまでゆっくりできる場所もないと判断し、
ややお調子者の運転手さんがUターンで来られる、
9時26分のバスで引き返すことに。


すると、、、
手持無沙汰になった老夫妻もバス停におる 苦笑。


ほんま申し訳ない気持ちを感じていたら、

彼らは即座に、

「やっぱり道の駅に行きたいから、引き返します」

と、わたしに気遣ってくれたのか?
そんなことを言ってくれました。


9時20分にバスは来て、
運転されているのは予告通りの運転手さんで、

バスに乗り込んだわたしたちは、
運転手さんを囲むように前の席に陣取り、

思いがけず、

一期一会の楽しい時間となったのです。

次の停留所で乗客が乗るまでの時間、4人でおしゃべりして楽しかったなぁ!
伊根は朝ドラの撮影地、
わたしが記憶しているのは「釣りバカ日誌」の撮影地☺

ほんわりとした、
優しさしかなかった4人の会話も、
あったという間に終わり、
老夫妻は道の駅で、
わたしは伊根湾クルーズ乗り場で下車しました。


乗り場にとまる船の上には、
早くもカモメがスタンバイ。

朝、二本目のクルーズだというのに、
待合室は、あっという間に外国人観光客でいっぱいになりました。

乗船時間までプリンを食べる。
率直に物価が高い、、、
乗船
船内はこんな感じです。
ほぼ外国の方!

出港して間もなく、
エサ(かっぱえびせん)目当てのカモメたちが、
わらわらやってきます!

そして、
伊根湾クルーズの、
真の目的を知ります。

みなさん、このえびせんを差し出すの目当てで船乗ってますよね!?

伊根のエモーショナルな舟屋風景、
一切見てませんよね!?

あ、

それはわたしもいつの間にか、

エサやりに夢中。




この臨場感を、ぜひ写真でお楽しみください。


あ、、、舟屋の風景もお楽しみください
かっぱえびせんは、
薄味に変更したとき、
カモメが食べなくなったそうです
(バスの運転手談)


そして、
偶発的に、

ツッコミどころ満載の1枚が撮れました。

右から、えびせんを今くわえようとする鳥、
下、イナバウア的なエモーショナルなカモメ、
左、えびせんを挙げている人の腕に謎の
「メリクリ」

いま
メリクリ!?
なぜに!?



(帰ってきてからの)

タイタニック・・・のような

あーちゃん、びびってます。


そんなこんなで早朝から楽しんだ伊根観光、
やはり平日でも、
早い時間から活動されることおススメします!

そして、点在するお店に行きたければ、
バスは「伊根」で下車してくださいね 笑。


最後は、
天橋立ビューランドからの風景。

めちゃくちゃ蒸し暑かったなー!
リフトで往復するのが楽しかった


①~③の長編、やや?鉄の旅、
最後までご覧いただきありがとうございました☺

やっぱりわたしは、
「旅と絵と文章がとても好き」です☺


<スピンオフ 帰途の記憶>

たんごのうみと、
わたしが乗ってきたワンマン普通列車。
ワンマンも観光列車にデコされてました。
電車撮っていると、偶然絵になるおばあさまが出没。
法事の帰りでしょうか?
たんごのうみと夕焼けに似合う
帰りはだいたいこんな風景

またすぐ行きたくなります・・・(遠い目)。


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