飲食店のパクリはどこまでありか？

いつの時代も模倣はなくならない

飲食店における「パクリ」、「模倣」、「参考にした」
どこまでが許されるのでしょうか？
個人規模のお店から大規模チェーンまで流行のお店は必ず真似したお店が登場する。

ここ最近、人気の某ハンバーグ店に似せたお店が増えている。
過去には裁判になった事例も数多くある。

皆さんはどうお考えでしょうか？

私個人の考え方ではありますが
面白くないからなし。
私はとにかく人と同じことを嫌います。

どこからがパクリなのか線引きは難しいですよね。

お客さんに勘違いさせる意図をもって丸ごと似せるお店もありますが、
さすがにこれはカッコ悪くないですか？
私はかっこいい大人にあこがれています。

商売なんてそんなものだ！と言われてしまえば
なんも言い返せないかもしれません。

そもそも完全オリジナルのお店を出すことは難しい

私のお店もそうですが
これだけ世の中に数多くの飲食店がある中で
まったくどこにも似ていないものを生み出すことはとても難しいです。
どこにもない業態を生み出して繁盛させることができるのは
きっとほんの一握りの人にしかできません。

何かの影響を受けたり、参考にしたりでどこかしらかぶる部分があると思います。

どこまでの範囲が許容されるのでしょうか。
正解はないと思いますが
いつからか考えています。

私の経営するお店が真似された！？

実は少し前に私のお店でやっているランチが真似された可能性があります。
ランチぐらい似ることあるでしょ？と思うかもしれませんが、
100人に聞いたら98人はパクられたと感じるくらいそっくりです。
写真お見せしたいところですが相手もありますので控えることをご理解ください。

順に説明いたします。

①2019年
私のお店がオープンし当初からずっと同じランチをやっていました。
↓
②2020年10月
飲食店Aが隣の市（私の店とAは車で15分の距離）にオープン、この時は全く似ていなかった。
↓
③2021年6月
飲食店Aを経営する夫婦が私のお店にランチに訪れた。空席の都合でカウンターに案内。途中で夫婦からカウンター越しに話しかけられた。「隣の市の飲食店○○です。（共通の）仕入れ業者に勧められて食べに来ました。」などあいさつを交わしました。
↓
④2021年7月　飲食店Aはランチメニューをリニューアル。しばらくして気がついたがリニューアル後のランチが当店とそっくりになった。食器も内容も似すぎて写真で見たら見分けがつかないぐらいです。
↓
⑤2022年3月
私のお店は価格変更を機に今までのランチメニューをやめて、食器を買い替えて新しい形に変更しました。

隣の市ではあるが距離的に近いため同じお客さんがどちらにも来店することがあるでしょう。その時に、私が飲食店Aを真似したと思う人もいるでしょう。
それがどうしても嫌でした。
自分のやりたいことを自分のスタイルでお客さんに提供したいと思ってお店をやっているので。

正直パクられたという確証はどこにもありません。
たまたま似てしまったということもあると思います。
でも私のお店のランチを食べてどんなのか知っていて、
たまたま似てしまったとしたら
似てしまったから変えようと思いませんか？
このそっくりなランチだけでなく
ほかにも参考にしたかな？と感じる部分はありますが。

自分のお店が真似されたらどう感じますか？

真似されるのは有名になった証だ！と思いますか？
文句言ってやろう！と思いますか？
別に何も思わないですか？

全然違う県とかで勝手にやっている分には何も感じないかもしれないです。
そもそも遠くのお店に真似されても気が付かないと思うので。
近くのエリアで誤解されそうなのは私は嫌です。

私の仕事に対する思い

飲食店の仕事はお客さんに幸せを与えられる素晴らしい仕事だと思っています。料理を通して自分の思い、気持ちをお客さんに感じてほしいと思っています。ただほかのお店を真似ただけではお客さんに思いは届きません。

きれいごとだけでは生きていけないとは思いますが、まげられないこともあります。
そこだけはこれからも変えたくないと思っています。

なにか思うことあったら是非コメントください。