エギをカスタムしよう!
僕はエギを買ったままの状態で使っていますが、親父の持っているエギには色々細工したものもあるようです。
いわゆる、エギのカスタムって奴ですね。
親父はどんなカスタムをしているのでしょう?
訊いてみたいと思います。
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日はエギのカスタムについて訊きたいんだ。
親父の持っているエギには、カスタムしてあるエギもあるよね?
親父:
うん、そうだね。
でも、最近はしてないよ?
クロ:
どうして?
親父:
昔はなかったんだよ。
ケイムラも夜光もね。
だから、自分たちでカスタムしたんだね。
でも、今は色々あるでしょ?
クロ:
だから、しないんだ?
親父:
うん、その通り。
でも、実は今でもしているものが少しだけある。
クロ:
そうなの?
さっき言っていた事と違うようだけど?
親父:
そうだね。
俺が今でもカスタムしているエギは、限定的なエギなんだよ。
例えば、夜だけしか釣れないエギとか、昼は釣れるけど、夜はからっきしダメなエギとかね。
そういうエギをカスタムして、すべての時間で釣れるようにならないかなぁって(笑)
クロ:
なるほど、そういう事か。
確かに、カスタムする時って目的があってするんだよね?
釣れないエギを釣れるようにしたいとか、夜しかを釣れないエギを昼も釣れるようにしたいとか。
親父:
そうだね。
釣れるエギをカスタムする理由はないからね、そこに何らかの理由が必要。
クロ:
じゃあ、カスタムと言うとどんなカスタムがあるの?
親父:
カスタムには色々あるよ。
それこそ無数に。
① ヒゲを変える
② アイ(目)を変える
③ カンナを変える
④ シンカーに穴をあける
⑤ ラトルを抜く
⑥ ケイムラを塗る
⑦ 夜光を塗る
⑧ ラメを塗る
⑨ アワビシートを貼る
⑩ ボディの色を変える
ざっと挙げてみても、これくらいはある。
クロ:
すごいね。
こんなにあるんだ?
簡単でいいから、ざっと説明してよ。
親父:
多いけど、しようがないな。
① ヒゲを変える
ヒゲにも色があるんだよ。
白いものから茶色、黒、赤、青と様々。
後はヒゲの大きさ。
色については色々やってみたけど、あまり変化はないように感じた。
ヒゲの大きさについては、沈降スピードに変化はあるけど、そこまで大きな差ではないかな。
結果、俺はヒゲのカスタムはやめたよ。
クロ:
なるほど。
親父:
② アイ(目)を変える
目もヒゲと同じで、様々な目がある。
色もサイズも色々。
目はルアーなんかでも結構重視してるね。
ちなみに、餌木猿って言うエギの目は夜光なんだよ。
これも色々試したけど、そこまでの差は感じなかった。
もし、やるとしたなら、夜光かな。
餌木猿からも発売されているけど、目がビーズ大のような大きさなんだ。
だから、うまくつけないと、沈降姿勢が変わるから注意して。
クロ:
うん。
親父:
③ カンナを変える
カンナにも色々な種類がある。
根掛かりの際、根掛かりした対象物を切るように、カンナが鋭くなっているものもある。
曲がらないすごく硬いカンナもある。
カンナだけでも売っているし、いらないエギをドナーにしてもいいよね。
ちなみに、あまり硬いカンナはおススメしない。
根掛かりした際にカンナが曲がってくれる程度がちょうどいい。
エギのロストが減るからね。
クロ:
なるほどね。
親父:
④ シンカーに穴をあける
これは今でもたまにやるよ。
シンカーにドリルで穴をあけるんだけど、要は、穴をあけて軽くして、シャロー用にするって事だね。
すごく釣れるエギだけど、シャロータイプは売られていないって場合や、ディープタイプしか売られていないけど、ノーマルとして使いたい場合にこういうカスタムをするんだよ。
売られていれば買うんだけど、売られていないならカスタムするしかない。
注意して欲しいのは、エギ番長。
シンカー内部にプレートが入っていて、簡単には穴が開かないんだよ。
だから、エギ番長はいじらない方が無難かな。
1個無駄にするつもりがあれば、挑戦してみるといい。
構造が分かれば、穴をあけられるかもしれないからね。
クロ:
了解。
親父:
⑤ ラトルを抜く
ラトル入りのエギだけど、ラトルを抜きたいって時があるんだよね。
ラトル入りのエギも確かに釣れるんだけど、オールマイティとは言い難いからね。
だから、ラトルを抜いてオールマイティに使いたいって時にラトルを抜くんだ。
そういう時は、エギに穴をあけて、ラトルを抜くんだね。
そして、その穴をまた埋める。
注意したいのは、エギの内部で部屋を細かく区切り、それぞれにラトルを入れている場合。
これは結構たくさんの穴をあけなきゃいけないから、大変。
それを見極めてから挑戦してみて欲しいかな。
クロ:
了解。
親父:
⑥ ケイムラを塗る
今はケイムラ全盛期だからね、ケイムラのエギはたくさん売ってる。
だから、別に自分で塗る必要はないと思うけど、自分のこだわりのエギがケイムラでないなら、塗ってみても面白いと思う。
同じケイムラでも色んな色があるから、色々試してみるのも面白いね。
クロ:
うん。
親父:
⑦ 夜光を塗る
夜光を塗るのはもっともやったカスタムの一つ。
俺の場合は夜光にラメが入ったものを買ってた。
それを、エギのお腹の部分に塗る。
このカスタムはすごく正解で、よく独壇場って事があったよ。
だから、みんなもよく真似ていたね。
ちなみに、ヤマシタから売られている490グローシリーズのエギがあるんだけど、490グローの塗料だけでも一般的に売られている。
だから、それを買って塗ってみたけど、釣れなくなったね(笑)
あまり強い発光は良くないように思う。
クロ:
了解。
親父:
⑧ ラメを塗る
要はエギをキラキラさせたい時にラメを塗るんだ。
ラメ単体でもいいし、ケイムラや夜光に混ぜてもいい。
でも、あまり釣れるようになった経験はないなぁ。
クロ:
了解。
親父:
⑨ アワビシートを貼る
もっとも簡単で手軽に出来るカスタム。
イカにかじられた部分の補修で使う事が多いけど、これも面白い。
でも、個人的にはアワビシートで釣果がすごく上がったという経験はないよ。
だから、今では使っていないかな。
でも、今のアワビシートには、ケイムラや夜光のものもあるんじゃないかな?
クロ:
なるほど。
親父:
⑩ ボディの色を変える
これは釣れなかったエギを何とか現役復帰させられないかと思ってよくやったね。
最初はマジックで塗っていたけど、途中からは蛍光塗料を使ったり、夜光塗料を使ったり、思い切ってまったく別の色に変えたりしてた。
でも、あまりいい経験はないな(笑)
クロ:
これで全部?
親父:
とりあえずはこんなものでいいだろ?
結局カスタムしなくても、今はいいエギがいっぱいある。
それでもカスタムするのは、そのエギが自分だけのオリジナルになるからだよ。
自分がカスタムして、そのエギで釣れれば楽しいし、嬉しいじゃない?
しかも、そのエギだけしか釣れない時だってあるかもしれない。
そうした時の満足感って言ったらないよ。
クロ:
親父はそういう経験があるの?
親父:
うん、たくさんあるよ。
だから、今でも数は少ないけどやってるんだよな。
クロ:
エギにも思い入れが出来て、何だか楽しそうだよね?
親父:
うん、それは間違いないな。
失敗すればエギを無駄にしてしまうリスクはあるけど、きっと楽しいと思うよ。
クロ:
うん。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?
面倒くさいものから簡単なものまでたくさんありましたが、少しの手間をかけるだけで、自分オリジナルのエギが出来上がるのです。
それって何だか楽しいですよね。
僕もそのうちやってみたいと思います。
質問・感想お待ちしています。
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