見出し画像

母と暮せば2024大阪

こまつ座第150回公演「母と暮せば」大阪公演を娘と観劇しました。

母と暮せばはこまつ座戦後命の三部作のひとつ。2018年の初演では数々の演劇賞を受賞し2021年の再演を経て今年再々演。
2021年は劇場で2回観劇し映像も見て戯曲も読んでいるのでストーリーや芝居のイメージはしっかりあったのですが…

驚きました。前回強く感じたのは「怒り」でしたが今回は母が子を思う心、子が母を思う心、後悔、悔しさ、悲しみ…そう言ったものがより強く響いてきて同じ戯曲でこうも変わるのかと。お芝居も気負いなく、本質はそのままにそぎ落とされナチュラルになった分深く心に届く。本当に素晴らしかった。おにぎりのシーンなんてリアルにホカホカのおにぎりと湯気の立つお味噌汁が見えましたよ🥹

緊張と緩和のバランスが絶妙で泣いて笑って。富田靖子さんと松下洸平くんの母子が何とも微笑ましくこの2人以外の母と暮せばはもはや想像できない。円熟の域だと思いました。

幕が上がる少し前から会場がシンと静まり返って何とも言えない荘厳な空気になった。あの緊張感はなかなかないです。
今回娘とこの作品を見ることができて本当によかった😌

実は今回センターブロック最前列という神席。発券した時ちょっと手が震えました。
せっかく最前列だったので芝居関係ないところで言うと松下くん目が本当にきれい。テレビでも目がきれいですね!とよく言われてらっしゃるけれど本当にきれいだった✨✨キラキラと澄んでいて、娘曰く子犬みたいだったと。初の生松下洸平くんが最前列だなんて!娘ラッキーすぎ笑!
カーテンコールでは目の前で柔らかく笑う富田靖子さんがとてもお美しくて素敵でした🥰

2021年には直前に中止になり叶わなかった長崎公演を含め、この後沖縄、九州と旅をし東京へ凱旋。暑さ厳しすぎる中、皆さま心身健康に無事大千穐楽を迎えられますように。私も東京公演を1公演、ツアーを経てさらに進化するであろう母と暮せばを楽しみにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?