シェア
青木透
2024年2月21日 19:27
閉鎖病棟より、戻って参りました。 15:30に家族が迎えにくるので、それまでに外に出られる服に着替えて、部屋の私物を回収する。 再びがらんとした部屋で1人待つ。 天国のような、地獄のような、喜びも悲しみもない世界が名残惜しかった。 2週間ぶりに外に出てまず情報の多さに殴られた。動悸待ったなしである。 ドッドッドッと心臓が跳ね回るのを感じる。落ち着いて欲しい。 出てみて初めて気付
2024年2月9日 11:21
今、精神科の閉鎖病棟にいます。 事前に「入院しましょう」とは聞いていたが、閉鎖病棟とは思っていなかった。 靴紐もストールも物差しもピアスも油性ボールペンもあらゆる危険物を取り上げられた。スマホはその日のうちに返ってきた。 働きたくなくて死にたくて、働けない自分が情けなくてさらに死にたくて、なにもない、幸も不幸もないまっさらなところに行きたかった。 あの世はそういう無の世界だと思っていた