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くうねるあそぶ・牡牛座の満月

今日は牡牛座の満月です。そして「月蝕」でもあります。今回の月蝕は「部分月蝕」でした。本日(10/29)の明け方が蝕のピークでした。早起きをした人は、西の空で月の一部が地球の影に隠れていくシーンを見たことでしょう。ちなみに、月の隣で輝いている惑星は木星です。今夜は、満月と木星が、南東の夜空に美しく輝いているのが見えています。

↓アストロアーツの月蝕動画↓
https://www.youtube.com/watch?v=XZOM1DzEe68&t=1s

前回のコラムで、占星術では「蝕」が「独特の運や縁」に関連するとお伝えしました。実は、この「縁や運」というのが「過去世に関連している」と考えるのが、占星術のもう一つの特徴です。基本的に「縁や運」というのは科学や理性を超えた不思議なものです。その不思議な出来事や出会いを、「過去世という視点」に根拠を求めようという試みが占星術にはあります。例えば、日蝕や月蝕の前後に生まれた人は、過去世の影響が強い人生を送ることになります。(この分野は掘り下げるととても面白いのですが、少し難しくなるので、またの機会に!)

さて、牡牛座についてです。

牡牛座は、牡羊座同様、子供の面が強いサインです牡羊座が「生まれた瞬間の赤ちゃん」だとすると、牡牛座は「幼児の段階」といえます。そのため、「お腹が減ったら泣く」、「満たされたら笑う」というような肉体感覚(五感)に素直な表現をするのが牡牛座の特徴です。「本能的な要求を満たすことの大切さ」をよく知っているのです。よく遊んで、よく食べて、よく寝る子は、健全な人間に育つための必須条件ですが、牡牛座は大人になっても、この感覚を忘れません。実際「くうねるあそぶ」(←古い!)が充実している人は心身ともに健全です。

※くうねるあそぶ
今から35年前、昭和末期頃の日産セフィーロCMキャッチコピー。糸井重里氏が考案。井上陽水が印象的でした。この年、流行を表す木星が牡牛座に配置されていたのは偶然でしょうか?
35年前の日産セフィーロのCM↓
https://www.youtube.com/watch?v=3nEmT1YBTAU

さて、そんな牡牛座にとって大切なものは「ペース」です。誰よりも自分のペースを保ち、ゆっくりと優雅に歩むことが大切です。太陽星座が牡牛座であれば、この歩みは「人生の歩み」です。月星座が牡牛座であれば、日常の暮らしがスローライフであることがお勧めです。通勤時の黄色信号は止まり、電車の飛び乗りもしません。もちろんエスカレーターは歩きません。「忙しくて植物に水をやり忘れ枯らした」なんていうのは問題外です。ダブルワークやマルチ作業も難しいでしょう。

社会では何かと生産性が求められ、「スピード」が仕事のパフォーマンスに直結しやすいのも事実です。「ゆっくり仕事したいので、タイムカードを切ってから仕事していいですか?」と言っても会社はNG。牡牛座にとっては、生きにくい社会になりました。しかし、牡牛座は集団に安定感と安心感をもたらす力を持っています。そのためも、プライベートでは自分のペースを大切にしたいものです。着信したラインを1週間以上、既読しなくても、大成に影響はないでしょう。

ちなみに話題のJ事務所(もう社名が変わりましたね)のI副社長は、牡牛座に太陽・金星・木星と3つの惑星を持ち、牡牛座色が強い人です。太陽星座の牡牛座は、ここ数年、ドラマチックな展開を見せる人が多いのですが、彼もちょうどそうしたタイミングでした。これまでの過程や諸事情はわかりませんが、関わる人たちに牡牛座らしい安心と安定をもたらしてもらいたいものです。

東海 豊

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