脳診断

脳診断とは?

エニアグラムの性格論は、1960年代に作られたもので、1970年代からアメリカで精神医学や心理学の研究者が注目し、研究を重ね、理論を発展させ続けているもので、新しい人間学、心理学として世界各国に広がっていてこの9つある性格の分類は精度が非常に高く、行政や大企業が活用するほどです。行政の法務省と始めとして、トヨタやホンダ、ソニーや日本IBMなどの大企業がこのエニアグラムを利用し業績を上げています。法務省では昨今、不透明な検察内部の体制が問題になっています。最近では取り調べの内容が公表されており、力押しでの取り調べができなくなったので、効率的な取り調べ方法を模索しています。その一環として、エニアグラムを活用することにより、容疑者の性格を把握し、そこから真相解明のヒントを得ようとしています。日本の検察だけではなく、アメリカのCIAも諜報活動でエニアグラムを活用しているようです。また脳思考の基本はエニアグラムと心理学です。

脳と性格

エニアグラムとは、人間が持ってい思考パターンの資質を9つのタイプに分類した性格分類学です。エニアグラムでは、性別、国籍、遺伝など一切関係ありません。もともと生まれ持った資質を9つのタイプに分けそれぞれの思考や行動強みや苦手なことを教えてくれます、そしてエニアグラムの性格分類学と脳科学を掛け合わせたのが脳診断です。脳診断を使えば自分がどのタイプかを知ることができれば自分がどんな状況でどんなことを考えるかどんな行動をとるかをあらかじめ知ることができ自分の人生の未来を予知することも可能になってきます。

心を司る三大神経伝達物質

タイプは3つの脳内化学物質ノルエピネフリン、セロトニン、ドーパミンの活性の高低によって決定しています。それは人の心を司ると言われています。

              セロトニン
人間の精神面に大きな影響与え、精神の安定や安らぎをもたらしてくれる物質です。『幸せホルモン』とも呼ばれます。セロトニンの約90%は小腸に存在しており、約2%ほどが、脳内の中枢神経に存在しています。

             ノルエピネフリン
激しい感情や人体がストレスを感じたときに、交感神経の情報伝達物質として放出される物質です。神経を興奮させる神経伝達物質で「やる気」や「意欲」を高める反面、「不安」「恐怖」「緊張」といった感情・精神状態とも深い関係があります。 『怒りのホルモン』とも言われ、また、ストレスホルモンの一種でもあります。

              ドーパミン
快感やる気、学習能力、運動機能や記憶力といった働きを司る『報酬系』と言わる神経伝達物質です。アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもある。運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる。

三代分泌

脳内分泌量表

下記の表はタイプ別のの三大伝達系物資の増減量と言われています。自己の性格診断は後ほど本書で診断できます。

タイプ体

脳的区別

動物

脳的区別で人を見ることができれば、男性でも女性でも関係なく人の気持ちがわかります。
実は 「〇〇さんは、結婚しないの?」という質問 言われても何とも思わない女性と、そのことに深く傷つく人も、います。それが脳的区別です。動物で例えると下のイラストでわかるようにうさぎと、とら は二匹とも動物ですが 種類として区別すると トラという肉食動物でうさぎと言う草食動物です。トラくんが部下のうさぎちゃんに 肉の美味しさを言っても伝わらないし うさぎくんが部下の トラちゃんに人参の美味しさを言ってもわからない、しかし トラ同士や うさぎ同士は、伝わりやすい 人間も同じように脳のタイプ同士だと気持ちや考え方が伝わりやすく、わかりやすい それが「〇〇ちゃん結婚しないの?」を何とも思わない人とそのことを深く傷つく人にわかれる理由です。要するに私たち人間も トラちゃんや うさぎちゃんのように 肉食か草食か区別できれば相手の気持ちがわかりやすい それが、9つの脳のタイプです。

人の記憶

実は私達人間は過去の経験記憶に基づき、現在のあなたの人生が構成されています。わかりやすくいうと 初めて自転車を乗った時何度も何度も自転車に乗れた感覚やイメージを植え付けることにより自転車に乗れるようになるのと同じで、人生も成功の体験を繰り返しながら今の自分自身が構成されます。ここで質問です。実際に思い浮かべてみてください「3日前の晩ご飯、何を食べたか覚えていますか?」ほとんどの人が覚えていない(なかなか思い出せない)と思います。実は人間の脳は、「生きる」ために不必要な情報は、RAS(網様体賦活系)により随時削除していき、あなたが「生きる」ために必要な記憶(データー)は、随時保存していきます。

脳と記憶

RASはフィルターの機能


私たちの脳にはRAS(網様体賦活系)というフィルターがあります。毎秒毎秒、五感を通じて入ってくる情報は、すべて受け取っていたら処理しきれません。脳をフル稼働させたら、すぐに餓死してしまいます。そのくらいのエネルギーが必要です。そのため、RASによって、必要な情報と必要でない情報を振り分けているのです人は進化の過程でRASという仕組みを獲得し全ての情報をふるいわけ、そのなかからいつでも自分にとって重要なものだけを拾い上げている。そして、自分にとって危険度の高い順に優先順位をつけて情報として認識記憶します。


RASは検索エンジン


よく周りの人が「最近私の周りで結婚する人が多いだよね〜」とか「ト○タ社の車をよく見かけるだよね」など話しているのを、耳にしたことはありませんか?これがまさにRASの機能です。実は結婚する人もト○タ車も急激には増えていません。今までその人が車や結婚に興味がなかったのでRASが情報をふる分け排除していただけなのです。もしあなたが結婚や車の購入を意識した時から、脳のRAS機能が働き、あなたが結婚するためや車を購入するために必要な情報をRASが、あらゆるところから収集して、あなたのイメージを具現化します。まさに検索エンジンの機能と同じです。


脳の性質


実は脳は単純な、しくみで動いています。全ての行動は、快を求め不快を避ける性質になっています。すると、こんな疑問が湧いてきます。嫌いな仕事を、我慢してやるのは、不快から避けてないように見えますが、しっかり不快から避けています。もしあなたがその仕事を断ったらどうでしょう。 上司に怒鳴られたり 査定が下がったり グビになる可能性もあります。脳はしっかり、クビになるとういう不快か避けるため、嫌な仕事でもやります。 また強盗に襲われて「金を出せ!」とナイフを突きつけられたら、あなたはお金を出すでしょう。それは、お金がなくなる不快より、命がなくなる不快の方が、はるかに不快だからです。人間の行動原理は、快と不快です。この場合 快=喜び 不快=苦しみ この二つの行動原理を行いながら、たった一つのプログラミングで動いています。それが 「生きる」ことです。ただ生き方については、性格や自分の見てきた経験により異なります。

記憶と忘却

記憶と忘却(忘れるという意味)時間の関係を理解するには、まず、「エビングハウスの忘却曲線」という、有名な実験結果を知る必要があります。ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスは、意味のない3つのアルファベットの羅列(られつ)を、被験者にたくさん覚えさせて、その記憶がどれくらいのスピードで忘れられていくかを実験し、調べました。その結果を、グラフ化したのが「エビングハウスの忘却曲線」です。この実験から、20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、1週間後77%、1ケ月後79%が忘れてしまうという結果が出ました。この結果からわかったことは、
1、記憶は、覚えた直後に、どっと(半分近く)忘れてしまう。
2、残った記憶は、ゆっくり忘れていき、長く保持される。

忘却

このように人の記憶には曖昧な部分が多いので人の話を覚えていないことが多く、エビングハウスの忘却曲線で言うと。1週間後には人の会話のほとんどを忘れてしまう。では、残りの21%は、ゆっくり忘れていく内容とは何か? それは、生きるために必要な情報です。私たちの社会生活で言えば、より良い生活を営むための情報と自分に性格気質的に興味がある内容で、自分と同じ気質の人の会話の内容や、自分が憧れる気質の人の話の内容です。なぜならその内容が自分にもっとも、興味のある内容や、好きなことが、多いからです。それが共感です。 

脳とコンピューター

脳を構成する主役は神経細胞です。神経細胞は電気信号を発して情報をやりとりする特殊な細胞です。その数はヒトの大脳で約160億個、小脳で690億個、脳全体では約860億個にのぼります。神経細胞同士はシナプスでつながり合い、複雑なネットワーク(神経回路)を形成しています。ここで脳とコンピューターの違いを、考えていきましょう。

アルゴリズム


一度はアルゴリズムという言葉を、映画やネットなので聞いたことが、あると思いますが、アルゴリズムとは一体なんでしょう。「アルゴリズム」というのは、コンピューターで計算を行うときの「計算方法」のことなんですが、広く考えれば、何か物事を行うときの「やり方」のことだと言っていいでしょう。その「やり方」を工夫して、より良いやり方を見つけよう、というのが、アルゴリズムの研究です。同じ計算を行うんだったら、いい方法でやればより速く計算できますね、ということです。下の図で人参を星型にする方法がアルゴリズムと考えてください。

人参

人参2

人間のアルゴリズム

そして、コンピューターの性質は、いかに効率よく、早く回答を導き出すために作られています。言うなれば、結果や目的のためにプログラミングされています。しかし、人間の脳のアルゴリズムは、目的や結果よりも アルゴリズム(方法や過程)を大事にします。人間にとって、アルゴリズムとは、生きるためのプロセスです。わかりやすく例えると、登山を考えてください。コンピュターに登山をさせると目的がなくてはいけないので、頂上を目的にすると、コンピューターの、アルゴリズムは、効率よく頂上を目指すため、ヘリコプターを使い 頂上を目指します。頂上に到達した結果がなくては、コンピューターの意味がありません。 しかし、人間にとっての登山は、登ると言うプロセスがなくてはいけません! 言い換えれば、人間のアルゴリズムは、登山をしている経験を大事にして、生きています。頂上を目指せなく、途中で断念しても、頂上を目指せなかった経験として大事にしていきます。頂上にいきなりゴールしても、私たち人間は、それを登山とは考えません そして、人間のアルゴリズム(方法や過程)のパターンは9タイプで分類されます。その9タイプは後ほど説明します。

プロセス

恋愛の原理

人を好きになり、恋心が生まれるときは、どんなときでしょうか。進化心理学という、進化理論を使って人間の感情を研究している学問によれば、恋心は子孫の繁栄と深く関係しているといいます。生き物は、子孫を残して自分の遺伝子を反映させようとする本能をもっています。人間も同じ。繁殖をしなくなったら、絶滅してしまいます。そして、人間が生きている以上、異性を好きになり恋愛し自分の子孫を残していくのは人間の本能なのであり、人間の目的なのです。

美人・美男 裕福な人を 好きになる理由

モデルのようにスタイルがいい女性 ジャニーズ系のように容姿が整った男性 経済的に裕福な人を、好きになるのは一体どうしてでしょう? それも人間の本能的要素が、関係してきます。
私たち人間は、子孫を繁栄するために恋愛をします。 自分の遺伝子を後世に残すためにはどうすればいいでしょう。それは、優れた遺伝子と性行為をすることが、最も望ましく 美人 美男 経済的裕福な人を好きになることは一般的な考えかたと言えます。しかし、それはあくまでも見た目だけの考え方です。仮にイケメンの人と結婚したが、気質や性格が合わない人であった場合将来的に離婚の危機にもなるし、子供の成長を著しく阻害してしまいます。では、これから恋愛をする人が、最も幸せになり、より良い子孫を残すためにはどうすればいいか? それはが、脳的恋愛方法です。

脳的恋愛方法とは?

脳的恋愛方法は、今までの恋愛と異なった恋愛方法です。普通の恋愛は、恋愛は自然のもので気がつけば、人のことを好きになり、告白して両思いになりますが、成功する確率は、わかりませんし アプローチの仕方によっては失敗する確率の方が高いかもしれません。しかし、世の中には、どうして 美人とブ男が付き合っているのか? どうしてDVを受けながらも恋愛しているのか? ダメ男にどうして尽くすのか? このような話をよく耳にしたことがあると思いますが、まさにこれが脳的恋愛方法です。簡単に言うと 普通に100人の美人に告白しても確率は、1/100です。(厳密に言うと もっと確率が低いかもしれませんが)そして、100人の女性にアプローチしなくてはいけません それは、相手のことが外見や見た目だけでしかわからないからです。しかし、脳的恋愛方法を使い、人を見ることができたら、自分にとってより最適な人を見つけ
ることもできるし、自分を知ることで、自分の恋愛傾向もわかり、相手の恋愛傾向もわかってきて、どんな人をパートナーと出会えれば自分の人生に最適か わかってきます。そして、脳的恋愛方法とは、第1章 第2章で書いた内容を応用して、心理的 性格気質的な恋愛を目指す方法です。それでは、まず自分の性格を診断し自分を、見てみましょう。

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