ポンコツの身ながらゲームがやりたい自分との付き合い方
アイサツ
ドーモ、掃き溜めに来た皆さんはじめまして。
ゲームが趣味のおじいちゃん、Youtubeチャンネル:ローガンズゲーマーチャンネル(https://www.youtube.com/@cepterYOSHI)の【邪悪なほう】こっきゅんです。
心理的な駆け引きと手筋読み、悪意に満ちたひどいプレイと、使えるものはなんでもリソースと考えるボードコントロールが大好きな、わるいゲーマーです。
主な戦場はゲームソフト:カルドセプト(DS版、3DS版、リボルト)で、こっちはまあ程々の実力です。ローガンズゲーマーチャンネルの相方であるヨシくんの師匠ということになっていますが、単純な強さはぶっちゃけ彼の方が強いですね。他にもトレーディングカードゲームシャドウバースエボルヴをプレイしていますがこっちは残念ながらよわよわです。(2024年、エボルヴは活動を停止しました)
上記ローガンズゲーマーチャンネルでは、(すでに絶望視されているカルドセプトの新作が出るまでは)雑多なゲームをいろいろとプレイを放送してゆきます。当面はインビジガンリローデッドの大会を開催していく方針です。
よろしくお見知りおきお願いいたします。
ポンコツだけどゲームはやりたい!
このような記事を書くことになったのは、インビジガンの大会「第4回ローガンズゲーマーカップ」の参加者テレコムさんのnote「スペック不足で戦うインビジガン」(https://note.com/telcome06/n/nbd62107b8a06)を読んで、不覚にも結構心が動いたからです。
以下、テレコムさん記事より引用
インビジガンの特徴であり面白さである唯一無二の要素は「敵も自分も見えない」ことです。
ただしそのこと自体が操作の難しさに繋がっており、その操作の難しさ自体に自分の脳のリソースが使われてしまうという点がテレコムさんによって述べられています。なんともしんどい話です……
でも、実はそれ私もです。
ここからテレコムさんは自分の持ちうるスペックでインビジガンを戦うために、「操作の頻度そのものが少なく、操作による脳への処理負荷がかかりづらい潜伏戦術」を選択することでなんとか立ち回ろうと苦心するような描写が続きます。
その思考の過程はゲームで使う性能が軒並み結構低い、つまりポンコツであるわたしにとっては非常に「よくわかる」ものであります。
ポンコツでありつつも人並み以上にゲームで勝ちたがる性格の持ち主であるわたしも、テレコムさんのように自分の能力の限界を感じつつしかしなんとかやりくりして勝ちを目指している側の人間なのです。
こっきゅんが抱えるゲーム上不利な特徴としては以下のような感じです
視覚からの反応速度が著しく遅い(32~46F程度かかる)
平常時の注意力がかなり低く、情報取得に全力で集中していないと反応速度がさらに悪化する
思考の瞬発力が低く、考えてから実行するまでにワンテンポ要する
思考の体力が低く、フルスペックで思い通りにプレイできるのは最大でも15分程度
思考のエンジンが温まるまでに時間がかかる(スロースターター)
単なる四則演算が苦手で、計算がおぼつかない
物事を順番に処理することが苦手である。手順スキップや、手順漏れが発生しやすい
単なる操作ミスが頻発する
まあしかしながら嘆いたって自分の手札はイマイチ変わらないので、わたしもポンコツながらそれなりに色々やるわけであります。
なにしろゲームが趣味だからね!ゲームやりたいし、やるなら勝ちたいんですよ。
ポンコツがインビジガンで勝つために
テレコムさんは上記記事にて自分が勝つためにどんなリソース配分をしていて、どういったアプローチをしているか述べています。
しかしながら、インビジガンをプレイするとき、似たようにスペック不足を引き起こしているわたしはどうやらテレコムさんとは異なるアプローチをして選択しているようです。
まずは思考リソースの割り付けから。
テレコムさんは「操作+目+耳+思考読み」をポンコツスペックが両立させることがいかに難しいかを述べています。
わたしも当然ポンコツスペックであるので、当たり前にこれらをマルチタスクに並列で実現することができません。
直面している同じわけですが、ここで違いが出るところがまことにゲームの面白いところというわけで……ゆえにわたしは「そぎ落とす」なり「切り替える」なりすることで運用を実現しています。
例1:
普段の盤面(ピンポイントに集中が必要でない盤面)では正確な自分位置を把握する努力を捨て、なんとなく大体の位置関係を指先の感覚(入力時間の長さなど)で把握しています。
正確性をそぎ落とすことで、自キャラの立ち位置を正確に把握するための負担を軽減しています。これにより発生する立ち位置のズレで死亡することはありますが、その他のリソース、とくに読み合いに対する割り付けを増やすことができます。
要は「自キャラを見ない」プレイをしています。
(安全そうなタイミングで壁を触ったり十字の空き地を利用して確認したりしています)
例2:
わたしはピンポイントに集中が必要な局面なのかそうでない局面なのかによって、集中のモードを切り替えて運用しています。
持久力に自信がないため、常に集中し続けるなどのプレイは不可能です。
この試合は集中力回復のために流そう…など、随時の集中力に濃淡をつけることで残りリソースを管理しています。
一旦使い切ってしまい赤ゲージになると、集中力の回復速度も落ちるのでこの辺はポンコツスペックには大切なリソース管理ですね。
また、ある有名格闘ゲーマーに教わった「選択肢を2択に絞って意識を片足ずつ乗せておくと反応速度が向上したり意思判断がスムーズになる」という教えを利用して瞬間的に反応速度や判断速度をブーストしたりしています。…集中していても人並み以下のスピードですが。そこは読み精度を上げることでカバーします。
例3:
ゲームが膠着してしまい「音」により判定が必要な局面を迎えたとき、こっきゅんはしばしば「目を閉じ」ます。
応答速度も目より耳の方が若干ですが上昇するので音が聞こえたかどうかタイミングだけを判定する場合は目より耳の方が若干有利となります。
音の種類を聞き分ける必要があるときはそこまで速度に差は出ませんが、どうせ役に立たないと判断したらもう目を閉じてしまいます。
視覚を投げ捨ててもいいという局面がインビジガンにはあるのだー!
つまりわたしは半ば
・見てから撃つ
・正確にプレイする
・ずっと集中する
ということを諦めているので、この手の発想に到達します。
また、テレコムさんは読み合いが苦手と言っていますが……わたしは読み合いがこのゲームでは熱いと考えており「読み合いをするためにインビジガンをしている」と言っても過言ではないので、読み合いのために必要なリソースのために他にリソースを削っているとの言い方もできます。
他のゲームでは?
シャドウバースエボルヴなどのTCGにおいては、管理すべきリソースの数が可能な限り少ないデッキを選択することで読み合いに傾ける要素を増やしたり、大会中の体力切れを遅くしたり。勝ち数が勝敗にあまり影響しないトリオバトルなどに出るときには「自分以外の脇2卓が既に勝った・負けた場合にまだゲームの行方がわからなくても即投了する」という判断をすることもあります。
また、カルドセプトでチーム内相談OKの試合をするとき、四則演算をチームメイトに丸投げするなどさえ行ったことがありました。足りる?足りない?天然トランスある?などです。
使えるものは何でも使うぞ!
特に私はよく自分の体力を回復するため、あるいは自分の思考リソース(思考時間・感情のリフレッシュタイム・意識の切り替え時間)を稼ぐため、他人をして別の他人を攻めさせることをよくやります。
ボイスチャットが不可能なゲームにおいても、多人数戦では「誰がどういう事を考えているか」を傾けるための行動をよくやります。
対面ゲームであったりボイスチャットが可能である場合は、それがルール上許されているなら平然と結託を持ち掛けます。
(結託には結託の難しさがありますが、固有の技術領域であることも最近学びつつあります)
ルール上グレーな行動をしたいときは前もって運営やジャッジに確認するというコストをちゃんと支払って、グレーをホワイトにしてからプレーをします。
わたしは邪悪なゲーマーですからその瞬間利用できるなら、どこにもルールに記載されていない暗黙の了解のようなものは積極的に踏み倒します。
ゲハハハ!使えるものは全部つかうぞー!!
最後に
人間だれしも得手不得手はあります。ゆえにその特性や実現したいことによってアプローチが違うのは当然のことです。
自分の不得手がもたらす不利は認識しつつ、自分が得意な土俵でゲームをすればワンチャンスを作れる部分も多少はあるというのがゲームのいいところですね。
配られたカードを嘆くのではなく、こんな手札でもわたしは勝ちたい。逆にこんな手札でも勝ったぞと勝ち誇りたい。
そんな動機で今日もポンコツの身ながらゲームをやっています。
それはそれとしてヨシくん殺してぇんで、そのうちまたインビジガン募集します。よろしくお願いします。