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採血のストレス

外来の日は必ず、採血は必須です。
私の場合、左腕はリンパ浮腫なので針はさせません。
右腕はというと約10年前に抗がん剤が漏れたので、なかなか血管が見つからないようです。
なので、今まで手の甲で採血していました。
つまり看護師さん泣かせです。
目の前で看護師さんが慌てたり、すみませんの連発だったり、大丈夫採れてますからね、と言って実は採れてなく、後で皮膚が紫色に変色する事は何度かありました。
何度か観察していると、あーこの人は成功するな、とかこの人は無理だなって最初見ただけで、雰囲気でわかってきます。
上手な人は迷いがなく針を刺すので、痛くなかったりします。
ところが下手な人は、心に迷いがあり、刺してから動かしたりするので、イタタタになります。
慣れているので、失敗されても、
「大丈夫です。慣れてますから。」
と言うしかありません。
心では、また青あざだなあ、と。

この間の入院で、急にどこからとなく現れた女医さんは、看護師さんを引き連れ小柄で可愛いお顔しながら、最初のゴムで腕を縛る時、ほんと腕がもぎ取れてしまうんじゃないかと思うほどかなり強くてビックリしました。
どうでもいいですが、過去一番です。
痛いと言えば良かったのでしょうが、直ぐ済むかなと思って我慢しました。
その後、腕を結構長い間観察して撫でまわして血管を探し、2回針を刺しましたが失敗です。
その女医さんは謝ることもなく、静かに去って行きました。
えー! 何なの! 練習台だ!
と叫んでいました。
大学病院では、多分アルアルな事なので、仕方ないなと流すしかないです。
それからは、入院中の採血は足の付け根からしてもらい、点滴は鎖骨の下にポートを入れてもらって、そこからしてもらうようになり、ストレスはかなり減りました。

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