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不思議の国のアリス症候群の思い出

子どもの頃、授業中ぼーっとしてるとふと気づくと先生が遠くに小さく見える。自分の手を見ても遠く小さく見える不思議。

音も遠のき、なんだか現実感のない世界に私はひとり確かにそこに居た。ふと気づくその前に一体なにを考えて感じていたのかさっぱりわからない。起きてるけど寝てたんかな。夢とうつつの行き来。白昼夢。私の体と考えている私自身は別個のものという感覚。

授業中、よく空想していたからかもしれない。変身願望、魔法が使えたら、空を飛べたら、虹を集めてペンダントにしたら、星の煌めきの指輪が力を増幅してくれたなら。

小さくなってるの不思議だな、と思ってまたたぶん、ぼーっとするうちに気づくと元に戻ってる。

小学生のころに気づいて、たぶん最後は大学生のときか。ずっと、たまにある不思議と受け入れてて、他の人もあるかどうかなんて気にしたことがなかった。大人になって不思議の国のアリス症候群って名前を何かで読んで、あれはそうだったんだ!と知った。

職場でこの話が出たとき、同じ感覚があった人がひとり。不思議だよねって話したし、あとからその人もINFJであることが発覚して、縁を感じた。

夫にはこの感覚はない。長男はアリスじゃなくて、数字に色を感じるタイプ。次男はない。三男は私と同じくアリス。昨日話して知った。授業中でぼーっとしてるときに起きるんだよね。一緒だねぇって笑った。



大学生のとき、図書館で見つけて夢中になって読んだ本。脳の不思議。

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