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「revii」を使って1ヶ月マネージャー体験をやってみた話

こんにちは、reviiチームでカスタマーサクセスを担当しているあきです。

今回はreviiチームのマネージャー未経験の若手メンバーが、それぞれ1ヶ月間、順番にマネージャー体験として「revii(リービー)」を利用した1on1を実施した話をご紹介します!

1ヶ月マネージャースタートの背景

それはreviiチームが発足して間もない頃。
「とりあえずマネージャーよろしく、1on1を1ヶ月いい感じに回してみて」
というrevii事業責任者である曽良の一言から始まりました。

私を含めた若手メンバーはプレイヤーとしての経験しかなく、突然振られた「マネージャー」という役割での1on1実施に全員が惑いました。。

そもそも「メンバーから何を聞けばいいのか」「どう1on1を設計すればいいのか」。。。きっとこの記事を読んでいるマネージャーの皆様も、1on1を始めるにあたって同じことを考えていたのではないでしょうか。

私たちはそれぞれ「マネージャーの役割ってなんだろう?」を細分化しながら、それぞれが各1ヶ月の間、テーマは自由にrevii事業部のビジネスメンバー(4名)と週1回、私たちが運営するreviiを活用し、1on1を設計してみました。

1ヶ月目のマネージャー体験

初月の1ヶ月マネージャー担当すずです。
前週にいきなり「今月はマネージャーだからよろしく!」と言われ、よく分からないままスタートした1ヶ月マネージャー体験。初月であるこの月は、ビジネスサイドのメンバーが2名新しくジョインした月でもあり、まさにチームの形成期。業務が具体に走り出す手前としてまずは、心理的安全性の高い、コミュニケーションの気持ち良いチームにすることを心がけ、1on1を実施しました。

私たちはフルリモートで働いているため、リアルで会う機会がほぼありません。(特に私たちのチームは自宅派が多数・・・笑)だからこそ、定期的なコミュニケーションである1on1はとても貴重な時間となりました。

私が1on1で意識したのは「対話」をすることです。

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「revii」は1on1の様子を動画解析をし、レポーティングしてくれます。いくつかの指標があるのですが、その中でも皆さん驚かれるのが発話比。思ったより自分(マネージャー)が話してしまっていることに気づくのです。マネージャーの発話比率が40~60%が「対話」という定義になっています。一方的に話すのでも、相手の話をただ聞くのでもなく「対話」をしてお互いの理解を深めたり、意見交換をする時間になるように心がけました。結果、入社したばかりのメンバーを含め、とても良い雰囲気のチームになったと思います。チーム結成早々に「reviiチームって仲が良いよね!」と社内でも声が上がるようになったのは素直に嬉しかったです!

2ヶ月目のマネージャー体験

2ヶ月目の1ヶ月マネージャー担当のあきです。
先月にチームが出来上がり、それから少し時間が経った2ヶ月目はチームとしての業務進行における課題がちらほら出てくる時期でもありました。そこで今月の1on1は「みんなの得意・苦手を整理し、タスク進行を円滑化する」をテーマとし、業務のどこに課題を感じていて、どうすれば解決するのかを一緒に考えていく時間となりました。

第1週 各メンバーの現在のタスクや状況を把握する
第2週 得意なタスクやモチベーションがどこにあるのかを探る
第3週 現在のタスクの中で詰まっていること、苦手なことを把握する
第4週 現在のタスクで詰まっていることに対する改善方法を一緒に模索する

まず障壁となったことは、1on1の予定を全員に登録する際に「あれ、1on1の時間多くない?」と思ったことでした。メンバーとの時間を設け(今回は各30分前後ほど)、さらに自分のタスクを遂行するとなると。。

今回は4名のメンバーでしたが、さらに多いメンバーを抱えているマネージャーの方になるにつれ、より「1on1の時間を意味のあるものにしなくてはならない」と実感しました。

「ちゃんとメンバーにとっても意味ある時間になるのだろうか...」と内心ドキドキしながら実際に1on1の時間を迎えてみると、心配とは裏腹に、メンバーから具体的な不安点やモチベーションの在りかについて話してくれることが多かったと感じます。

1ヶ月・週イチ業務確認をテーマとした1on1を通して感じたことは、この時間でメンバーの得意不得意を言語化し、メンバーの背景と共に把握することで、次のアクションがよりクリアになったなと思います。

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例えばExcelが不得意なメンバーがいたとしたら、どこで詰まっているか、何をどうサポートすることがメンバーやチームにとって最適かを把握できるようになりました。この時間がなければ「A社のこのデータについてどうなってる?」と業務進捗を確認するだけだったと思います。

「業務だからやらねばならない」は、もちろんそうですが、メンバーの背景や得意不得意を知った上でサポートを行うこと、またその最適なタイミングを知れることによって、より円滑に業務が進行するのではないかな?と思った1ヶ月でした!

3ヶ月目のマネージャー体験

3ヶ月目の1ヶ月マネージャー担当のまーです。
年度替わりの総会を経て、全社一丸となって掲げた目標に向かう1ヶ月。チームの人員がほぼ揃い、プロダクトの価値を届けていく総力戦となる大事な月でした。

僕は個人事業としてライフコーチングを行っており、目標の解像度を高めたり先行きの見えない不安感覚に寄り添う、対人支援の経験を重ねてきたバックグランドがあるので、1on1での関わりでは積極的にコーチング的な関わり方を意識しました。年度始めということもあり、テーマは「メンバー個々とチームのビジョンを描く」ことと決めました。

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毎週末の木曜・金曜日にお話させて頂き、それぞれの週で水を向けるアジェンダをもって1on1の場に臨みました。

第1週 個々人のビジョンや目下の不安感覚に寄り添う
第2週 メンバーの視点から、チーム状況がどう見えているか可視化する
第3週 合宿を踏まえ、目標に対する解像度を高める
第4週 個人とチームにとっての4月の意味づけを収穫する

お客さまに教えて頂いた「メンバーに天気に喩えてもらうようにしている」といった工夫も採り入れつつ実践してみてわかったことは、それぞれの視点・感覚の差はあれど、見ている景色は繋がっているんだなということ。

たとえば第2週のチーム状況については「曇りから晴れ間が覗き始めた」といった表現が共通していて、暗中模索だったプロダクトの提供価値について、お客さまへのCS活動を通じて方向性が見え始めたという認識なんだなということがわかりました。

更に面白かったのはつづく第3週で「目標までの距離は何キロ先だと感じます?」といった問に対して、色んなスケールの表現が出てきたこと。とはいえココにも共通項があって、前半は徒歩だったり一人だったりして歩みが遅いのだけれど、後半に行くにつれてバスや船といった「大人数で乗れる乗り物」にのって一気に目標へと突き進む」といったイメージが出てきました。

1on1を通じ、メンバーそれぞれが見ている景色に触れながら、チームに見えている状況や期待している展望の解像度が高まってきたことで、普段のコミュニケーションに際してその前提をもって話をできるようになったように思います。メンバー・チームに対する理解が深まり、共通言語をつくっていくことに対して手応えを感じた1ヶ月でした。

reviiを使いながら1on1を実施したことで、「メンバーが感情を吐露できる場になっているだろうか?」とか、「未来に向けてモチベーションが高まるような発話に繋がっただろうか?」とか、「コーチのくせに僕、喋りすぎ…」とか、場とメンバーそれぞれに対する内省機会が増えました。レポート見るのがちょっと待ち遠しくなったのは、「話しっぱなし」で終わらず、メンバーのことを想う時間が増えたからかもしれません。


実施してみて

マネージャーの皆さまにプロダクトをご提供する上で、自分たち自身が体験していないと語れないことは多いなと思います。それぞれ1カ月という限られた時間ではありましたが、「マネージャー」の気持ちになりメンバーと向き合う良い機会となりました。このコミュニケーションがあったからこそ、結成まもない私たちがお互いを理解し、背中合わせで任せられるチームに近づいたと思います。ぜひチーム運営の参考にいただけたら嬉しいです。

私たちが使っていたreviiって??

私たちが運営する「reviiは、「つながりをエンパワーメントし、それにより組織のゴールへと近づく」お手伝いをするための1on1改善サポートAIツールです。

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1on1をオンラインで行ない、その動画からマネージャーとメンバーの振る舞いをAIが解析し、「(発話率などから)その場がどうであったのか」や、「メンバーとの客観的な関係値(メンバーの状態)」をレポーティングします。マネージャーはご自身のダッシュボードで各メンバーとの関係値や次回のアドバイスを都度確認することができるので、「revii」を活用することによりマネジメントスキルの向上につながります。

その他にも、画面共有チャットツール、背景画像の変更など、1on1ツールに欠かせない機能は網羅。直近では1on1トークテーマの提案も実装し、さらに便利に進化しています!

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私たちも1カ月マネージャーで存分に活用した「revii」。少しでも気になった方は、ぜひこちらもチェックしてみてください!




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