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人事における自己アピール

長野県庁で働いている、30代・子育て中の秋元です。
長野県庁「かえプロ」(かえるプロジェクト)を勝手に応援しつつ、理想の働き方を模索しています。コメント欄は誰でも、どんなことでも、自由に書いていただければ。

今日は人事の制度について、いかに活用するかの話です。
結論から先に言うと、「最大限活用してアピールしないともったいない」と思います。

長野県庁には2種類の制度がありまして、
1つは日常の業務を上司が評価する「業績評価」というもの、
もう一つは人事異動等の希望を申告する「自己申告書」です。
(本当はもう一つ「職務遂行力評価」という制度がありますが、これは上司が評価するだけの制度で、自分が主体的に何か申告するものではないので、ここでは省略します。)

まず、業績評価についてですが、詳細は省きますが、各々が期首に業務の「目標」を立て、期末に「自己評価」&「上司が評価する」というもの。

これがなかなか【形骸化】しているんです。

就職した当初は「数値で目標を立てなさい」とか、いろいろ書き方をレクチャーされましたが、なかなか何が「正解の書き方」かよくわからない。さらには、頑張って書いたとしても、最終的に決定される評価はそんなに大差ないんです。普通の評価が大半で、それ以上の高評価は全体の10%の人数と概ね決まっています。
しかも、職場の中で重要な業務を担っている人やノーマル業務を担っている人と、担当業務がバラバラなので、割とこの時点で評価は決まってしまっているような気もします…。(評価は課などの所属ごと行われます。)
日々の業務が忙しい中、「真剣に書くヒマなんてないし、そんなに評価は変わらないから、無難に書いておこう」と、数年前まで思っていました。

じゃあなぜ私が「最大限活用してアピールしないともったいない」と思うようになったのか。

1つ目の理由は、「形骸化しているからこそ、しっかり書いたらアピールできるはずだ!」と気づいたということです。多くの人が無難なことしか書いていないのであれば、少しでも人より気合を入れて書けば、アピールするのは容易いことです。
書き方のコツとしては、数値で目標を立てる等にこだわるのでなく、「人が今まで書かなかったような、それでいて重要な目標」を立てて、まずは差別化を図る。そのうえで自己評価はとにかく自分の熱意をぶつける、ということです。要は【気持ち】です。数値で書くことも重要ですがそれにとらわれてしまうと、「自分は大したことをしていない」と思ってしまいます。
大丈夫。そもそも形骸化している制度なので。「大したこと(成果)」を書かなきゃいけないわけじゃないんです。少し大げさなくらいに自分が頑張っていることをアピールしましょう!

2つ目の理由は、「上司は部下の業務を、思ったより把握していない」ということです。これは部署にもよりますが、私の今の直属の上司(係長)は「企画幹兼課長補佐」という、課の統括も担うポジションなので、なかなか係員の細かな業務までは把握できません。(課の職員は40名)
もっと率直に言えば、日々話をしたり、相談をしたり、コミュニケーションをとるということがほとんどありません。(それでも割と相談はするように心がけてはいますが…)
そのような状況で業績評価は「上司に自分の業務を伝えるチャンス」なんです。上司にわかってほしい大変な業務や努力を、積極的に書くようにした方がよいと思います。これは高評価を得るためにやるのではなく、上司とコミュニケーションをとることが目的です。評価は普通でも、上司に何か伝われば今後の仕事に有効なことは間違いないです。

以上が私が業績評価に力を入れるようになった理由です。

本当に重要だと思っているので、忙しければ昼休みや自宅に帰ってからでもしっかり書くことを心がけています。(文量よりも何を、どう書くか、に時間をかけた方がよいかも。)

長くなってきたので「自己申告書」については、次回書くことにしようと思います!

では、また!



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