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味覚で体調の変化を気にしてみる

ここ数ヶ月は特に体調の変化に敏感にならざる得ない状況が長く続いております。ニュースにもなりましたが、今回はそんな中で気になる味覚と体調に関してです。
結局楽しく食べるのが一番なのですが、
どうせなら一石二丁狙って体の変化にも気がついてしまいましょう。

早速ですが言いたいことは3つ
 ①味覚の変化は体に何らかの変化があると覚えておこう
 ②日々の生活中で自分の味覚の変化に気がつくのは困難である。
 ③基準となる料理、食製品を決めて、飲み込まずよく噛み味わって
   基準を決めておこう

<①味覚の変化は何らかの変化をもたらしている>
 味覚は脳で検知します。味は舌の表面にある細胞で検知します。大体こんな感じ↓で舌の特定の部位に特定の味を検知します。

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そして、唾液が作用して、舌で味を検知し、脳の大脳皮質味覚野で味を判断します。流れはこんな感じ↓です。

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例えば、
精神的ストレスがたまった状態の場合、
唾液の分泌量が減り、正確に舌が味信号をキャッチできなくなります。その結果 味に鈍感になりその結果、
甘味や塩味については、鈍感になるので更に欲しくなる
苦味や酸味に鈍感になる。なので苦い物や酸っぱいものが平気になる。

肉体的ストストレスがたまった場合
酸味に鈍感になる。

内部環境(低血糖、脱水、塩分欠乏)により風味障害や、温度感覚(辛さなど)、触覚などの感覚に影響を与えます。
他には、亜鉛摂取量の不足、薬剤や加工食品の影響、風邪や病気などこれらの影響でも味を感じなくなったり、鈍感になります。

<②日々の生活中で自分の味覚の変化に気がつくのは困難である。>
味覚は前後に食べたもの影響を受ける、前述であげた因子などにより徐々に変化するので変化に気がつかない。自分の脳の中に参考になる味の強さを記録する事が難しく、絶対量としての味の強さでなく、相対変化として気がつくことしかできない。味覚は徐々に変化する場合には、相対変化量が小さいので変化に気がつく事ができないのです。

<③基準となる料理、食製品を決めて、飲み込まずに普段からよく噛み味わって基準を決めておこう>
急に変化する場合は気がつくと思いますが、徐々に変化する場合はわからないものです。あくまで自分なりの対応方法ですが、
家でつくる場合、基準の分量を決めておく。入れる調味料の種類も決めておく。
外食時、定期的に同じものを飲食。物足りなくなったり、薄く感じる様になったら味覚が劣化した証拠です。
他にはこれにはどんな味が混ざっているのかを考えながら食べ、味に敏感になる様に心がける。
まずは以下基準に対して自分の味覚の強さを認識しておく

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味の敏感になることは、ただ健康に貢献するだけでなく、自分の感受性や心とも向き合うことになるので色々とメリットも多いかと思います。
これを機に今まで以上に味と向き合ってみるのはいかがでしょうか?

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

参考文献


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