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うただ単独「ひそかなていで」

会場してこれでかなり心持ってかれた

初めてうただをみた日

昨年夏、ピュートが大阪にきたOSAKA+αで、初めてうただをみた。
確か、バイトに行く前の宮本さんと、せっぱ詰まった一石さんの、喫煙所?でのネタ。
あつ〜くなった、ワクワクした、めっちゃ笑った。

2023年夏:20世紀、男性ブランコ、ピュート、フミ、うただ


そこから数回、寄席などでうただをみることができた。どのネタもめっちゃ笑った。
日常に馴染んでて、でも自分の日常じゃ起こせない、熱さと優しさ。自分的には、なんか、ウルフルズ聴いてる時の気持ちと同じ分類。

日常感

あの日常感はなんだろうな〜
一石さんの言うことに、初めは否定するけど、しばらくしたら「うん〜確かにそうやな」と耳を傾ける宮本さんの相槌。あの間?がめちゃリアルで自分には「日常」に近いと思う一つなのかも

わざわざ場面説明しなくても、初めの数回のお二人のやり取りで、空間や関係性や状況がすぐわかる。突拍子もない場面でも、特に変な人でもないのに、なんとなく「ああ、あるなぁ」ってなる。自分でも覚えてないくらいの場面だけど、すぐわかる。なんであそこまですぐ分からせることができるんだろうな〜すごい

こう文章にしてみると、めっちゃ変なことも起きてないのに、劇っぽくならないのもなんでなんだろう?と思う。

この日常感の中に、ダラダラ〜っと生きてる日常の中に、日常にない一石さんの言葉。スカッとする。
「それそれ!」もあるし、「そっか!」もあるし、「それくらい言ってみたいなぁ!」って羨ましさとか、いろんな気持ちが、一石さんのデケェひとことに押されて出てきて、どかっと笑ってしまう。ふとこちら側に戻って冷静さを取り戻す一石さんも面白い。絶対的にその舞台から出ない宮本さんが軸にあるバランスも好き。


(全然文章まとまらないな)

「ひそかなていで」

そんなこんなで行こうか悩んでたうただ単独。「ひそかなていで」
マンゲキのインライで、お二人(となぜかちょこんと座ってる縁側の猫みたいな茶屋さん)が単独おすすめされてる熱量に押され、チケット購入。あの日インライ偶然見てて本当に良かった。

最初のVからの繋げ方で、一気に心持ってかれ、あの村の中に放り込まれた感覚になりました。違和感なく、なんともぬるっと。誰かの生活空間に入った感じ。自分だけが紛れ込んだことに気づいてて、みたいな。ニヤニヤしてしまう。最高の始まりでした。

『コントごとに世界観が切れるもので、間のVは別の楽しみなものが見れる』と思い込んでいたから、開演から終演までずっと途切れることなく世界に入り込めたのが、とてもびっくりした。すごい。
つなぎで入られてる方(存じ上げなくて申し訳ない‥今回で覚えました)もストーリーテラーとは違う、あくまで彼ら(うただのお二人)を見てる側であって、ある意味客席と同じ立場なのが、視点が増えすぎずわかりやすかった。
最後、交わった時、ゾワワっとした。唯一、彼がドリンクバーですれ違った時だけがあの全ての答え合わせ?状況説明?で、それ以外は説明がなかったのに全てちゃんと繋がっていたのが当たり前に分かる仕組みになってるのが凄すぎた。。。

どこまでが仕掛け?って小道具や言動があったので、答え合わせしたいな…いや、できないから日常っぽいのかな。。。

どうしても一つ気になって、終演後対応に並んで聞いてしまった。丁寧にお二人からご説明いただき、細かすぎる配慮・こだわりにうなってしまった。それを聞いて、自分が気付けてない仕掛け、山のようにあるんだろうな〜〜とも思った。
あと、話すのめちゃくちゃ緊張してガソスタの店員のテンションで話してお辞儀してしまって、とても恥ずかしい。


うう〜、本当に面白かった。
一つもまとまってないけど、本当に見れて良かった。

また次も年内にあるとおっしゃってたので、とても楽しみ。

仕事少し済ませたら、特典映像見ます。楽しみ。