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【解像度】という単語にピピッと反応してしまう

特許翻訳者の私は、毎日ひたすら技術文書の翻訳をしている。PCの前に1日8時間近くもはりついて。

特許翻訳ってなに?と思われた方はこちらをどうぞ。

私の翻訳する分野は、電気・電子・通信・情報がメインで、ときどき機械、という感じ。

電気・電子・通信・情報といっても、その内容は多岐にわたる。電気回路から、複写機、ロボット制御、ネットワーク、ソフトウェア、AIなど、カバーしなければいけない範囲はきわめて広い。

今週から新規特許出願の案件を訳しはじめたのだが、ちょっと困ったことになっている。

その特許の発明のキモが、画面の【解像度】を上げることなのだ。

ちなみに画面の解像度とは・・・

ディスプレー、プリンター、スキャナーなどで扱う画像の精細さを表す尺度のこと。画像を構成するピクセルの数で表し、数が大きいほど精細。ディスプレーの解像度は、1280×1024ピクセルのように、横×縦で表す。同じ大きさのモニターの場合、解像度が高いほど表示面積が広がり、画面を広く使える。解像度が高いほど精細な表現が可能になる。  
-------- コトバンクより引用


翻訳の原文(和文)に、解像度、解像度、解像度と、これでもかというくらいに【解像度】が出てくる。発明のキモの単語だから、まぁ当然と言えば当然なのだが。

あまりにも【解像度】が頻出するので、原文を検索してみた。和文単語総数35,000くらいの文書のなかに、341個の【解像度】が出てくる。

ディスプレイ関連の発明なので、【解像度】という単語がでてきても普段なら全く困ることはない。でも、今回ばかりはホトホト困っている。

なぜかというと、この【解像度】という単語を見るたびに、脳みそが仕事モードからnoteモードに切り替わってしまうのだ。それも自動的に。

このあいだの日曜日に結果発表があったillyさん主催の私設コンテスト、#磨け感情解像度。応募作品は215本にのぼり、お祭りといってもいいくらいに盛り上がった。


開催期間の6/1~6/30は、#磨け感情解像度への応募作品を読むのを日課にしていた。私もこの作品で応募させていただいた。

コンテストのおかげで初めて知ることができたnoterさんもたくさんいた。

はじめましての方の記事を読むときの新鮮さといったら。次から次に出会う新しいnoterさんの作品に、胸がときめいちゃいました。

応募作品を読むだけでも、かなり濃い時間を過ごした1ヶ月だった。

主催のillyさん、まとめ隊のサトウカエデさんカラエ智春さんMicaさんは、コンテストにどれほど多大な時間とエネルギーを費やしたんだろう。そう思うと、ただただ感謝の念に堪えません。

結果発表当日、入賞や佳作作品のなかに、私がいいなぁと思っていた作品がいくつか入っていた。illyさんが選んだ作品と私が選んだ作品が一緒だなんて嬉しいなぁと、一人悦に入る。

「感情」とひとことでいっても、心にはこんなにも多彩な感情があって、こんなに豊かに表現できるんだ、と多くの発見がありました。

こんなふうに6月は毎日のように【解像度】という単語を目にしてきたものだから、【解像度】= noteという図式が、私の頭の中でドドーンと居座ってしまった。

だから翻訳する文書のなかに【解像度】と出てくるたびに、なぜかソワソワしてしまい、脳みそが仕事モードからnoteモードに切り替わってしまう。

#磨け感情解像度の余韻が冷めやらず 、仕事モードにどっぷり浸かれない。これが目下の悩みです。

応募作品をすべて読み終えていないので、私の#磨け感情解像度の旅はもう少し続きそうです。

主催のillyさん、まとめ隊のみなさんをはじめ、このコンテストで出会えたnoterさんや応募作品に心より感謝をこめて。楽しませていただき本当にありがとうございました。

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