続:家父長制や男女の役割意識の呪いに巻き込まれないために、わたしが改善したこと|「結婚したら守られる」という #呪いを解く冒険

前回のコラム『家父長制や男女の役割意識の呪いに巻き込まれないために、わたしが改善したこと|「結婚したら守られる」という #呪いを解く冒険 』 で、わたしは書きそびれたことがありました。メリット「矢面に立って決めなくてもいい」について


メリット③矢面に立って決めなくてもいい

自分の選択さえパートナーにゆだねがち問題

それは、「決めなくてもいい、付いていけばいい」というメリットです。メリットとデメリットは表裏一体なので「決定権がない」という風にも言えます。でも「選択を迫られない」ということでもあるんですよね。

結婚すると、あらゆる事項を、夫と検討する機会が増えます。「2人で生活しているんだから、そりゃそうだ」と思いがちです。ただ、「それ、自分の仕事のことだよね?」というようなことでも、うっかり相談する自分は、いまだに存在しているものです。

仕事で忙しくなりそうな案件を受けるかどうかという局面のとき、「やる/やらない」さえ、パートナーに委ねることになりかねない。そんな状況は過去にも今もあるものです。話を切り出して、パートナーの顔色や発言を加味して、結論を出してしまうという空気読み機能は、わたしにも搭載されている。

本来ならば「やる/やらない」を決めた上で、減ってしまう生活の時間をどう調整して家族の時間を回すのか、という議論の方が良いと思うのです。「こういう案件を受けようと思っていて、そうするといつからいつまでが、これくらい忙しいから、作戦会議つきあって」みたいな相談が本来だと思うようになりました。このほうが、自分自身の人生をきちんと選択して生きていけるから。

自分で決めないことの先にあるのは
「失敗は相手のせい」という当事者意識を欠いたマインド

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