独学で難関国家資格に受かるために必要な「読解力」を鍛える5つの方法

こんにちは、法律・設備の資格マニア・ヒロです。

今回はタイトルの通り難関国家資格に合格するために必要なものを考察してみたいと思います。

ズバリタイトルから答えを言ってしまっていますが、僕は「読解力」が一番大事じゃないかなと思っています。

この記事では電験三種や行政書士に独学で合格した僕が感じた国家資格の攻略法についてもう少し掘り下げて説明していこうと思います。

「必要勉強時間が1000時間クラス」の難関資格にこれから挑戦したい!という方には特に役に立つ内容だと思います。

それではよろしくお願いします。

そもそも読解力って何なの?

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皆さんは「読解力」というとどんなイメージを持ちますか?

僕は読解力=国語力とも言い換えることが出来て、

「文章の内容を理解し自分なりに噛み砕いて把握、そして文章を作成した人の意図を汲み取る力」

だと思っています。

例えば、

・学生時代に国語が一番得意だった
・読書感想文などで賞を取ったことがある
・仕事で資料作成を褒められた
・文章を読んで意味が分からないと感じることが少ない

こういう人は読解力があるなあと感じています。

思えば僕も学生時代は国語の現代文は結構得意でいつも点数は良かったと記憶しています。

読書家だったとかいうわけでもなく、ゲームばっかりしてたんですけどね。。

話が逸れましたが、今までに多くの国家資格を取ってこられたのは読解力のおかげだという結論に達しました。

その理由を解説していきます。

難関資格に独学で合格するために「読解力」が必要な理由

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僕がこれまでに行政書士や電験三種に受かってきたのは「読解力」によって以下の3つの恩恵を受けていたからだと自己分析してみます。

①内容を自分なりに理解しないと丸暗記で受かる資格にしか通用しないから

資格試験の中でも比較的難易度の易しいものは過去問とほぼ同じ問題が出題されて、内容が分かっていなくても答えを丸暗記してゴリ押しで合格できるものもあります。

例えば僕が持っている「ボイラー技士2級」という資格は完全に丸暗記で受かる資格です。

書いてある意味は分からなくても過去問を3周もすれば答えのパターンを覚えてしまいます。

このように易しい資格なら読解力は必要なくて丸暗記で対応できるのですが、勉強時間が1000時間必要なレベルの難関資格になってくると話が違ってきます。

まず試験範囲が膨大だし過去問と全く同じ問題なんてあまり出てこないので、真の意味で内容を理解して自分の頭で考えて応用して答えまでたどり着かないといけません。

「真の意味で内容を理解して」と言いましたが、ここで読解力が生きてきます。

例えば同じだけの文章を読んだとしても20%しか理解できない人、50%の人、はたまた「1を聞いて10まで推測する人」まで様々です。

当然、理解度が高い人ほど問題の正解にたどり着けるまでの時間は短くなるでしょう。

読解力の無い人→丸暗記の試験には対応できる
読解力のある人→理解度が高く応用が可能なのでひねった問題も解ける

②初めて学ぶ分野を自分だけで噛み砕いて理解しないといけないから

資格試験をこれから受けるという人は、おそらくその分野をこれから初めて学ぶという人も多いかと思います。

もし仕事でこれまでやってきた分野であっても、実務とペーパー試験ではまた別のベクトルかもしれません。

例えば実務経験が何十年あるベテランでも試験の勉強をしていかないで資格を受けると何年も連続で落ちたということを聞いたことがあります。

先生も居ない状態で、自分一人だけで新しい分野の勉強をするのならば読解力が必要になってきます。

何故なら誰も教えてくれる人がいないので自分なりに理解していくしか先へ進む方法はないからです。

これがかなり難しいことだと僕は思います。

例えば学生時代、教科書を読んで全然意味が分からないところでも先生に質問に行って順を追って丁寧に教えてもらえれば「なんだ、こういうことだったのか!」と理解できた経験がある人も多いでしょう。

こういうサポートがないままウンウンと唸りながら、それでも立ち止まらず5%でも10%でも理解度を上げていく事が、独学での資格勉強には大切な事だと僕は思います。

元々詳しい分野なら理解もしやすいし、推測や応用もできるでしょう。

でも初めて学ぶ分野ならそれが難しいのです。

「初めて学ぶ分野の初速を上げて軌道に乗せるための武器」が読解力なのではないでしょうか。

③テキストや解答の内容が分からないとモチベーションが続かないから

読解力がないとテキストや解答を読んでみてもなかなか意味が分からないことが多いかもしれません。

僕も初めて学ぶ分野のテキストは最初は全く理解できなくていつも困っています。

1回で読んですぐに理解できると思われているかもしれませんが、そんなことはなくて、法律だって電気だって最初は意味不明な呪文を読んでいる気分でした。

そこから何度も繰り返し読み込んで理解度を上げていくのですが、仮に何度繰り返し読み込んでも最初の理解度から向上しなければ、苦痛になりモチベーションも続かなくて挫折すると思います。

このようにモチベーション維持のためにも読解力は必要になってくるのです。

作者(問題作成者)の気持ちを理解して忖度してナンボ

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よく「文系は作者の気持ちでも考えてろ(笑)」と揶揄されることがありますが、作者の気持ちを理解して寄り添うのってかなり難しいし大事なことですよね。

国家試験の問題にはもちろん偉い学者さんなどの作成者がいて、その方たちが「この問題では◯◯の論点をきちんと理解しているかを問おう」などと考えて、年度や受験生によってなるべく不公平が出ないように問題を作成しています。

こういった「問題作成者の意図」を問題文から汲み取ってそれをヒントにして解答していくことが国家資格の合格には必要になってきます。

そして問題文という限られたヒントから作者の気持ちに寄り添うために必要なスキルが読解力となってくるのだと思います。

問題を解き始めて、「あーはいはい、こういう事を聞きたいのね」と瞬時に判断できるように日頃から読解力を鍛えていきたいものです。

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