ケンブリッジ英検CPE挑戦の準備
英語資格の世界最高峰とされるケンブリッジ英検CPE(Certificate of Proficiency in English)の過去問やってみてみたけど見事に撃退されたという記事を数ヶ月前に書いた。
あれ以来どうしたものかと思っていたが、勉強の鉄則、難しかったら簡単なところまで戻る、を実践することにした。ワンランク下のケンブリッジ英検CAEでもいいが、CAEよりやや簡単とされる英検一級のほうが日本語の教材や情報が充実しているので、英検一級の問題をやってみたのである。
まあほとんど間違えないのだが、長文問題では解答の鍵になるsentenceが英検一級やIELTSではあからさまというか親切きわまりないなので、これらを一瞬で見つけられないようでは、ものすごく意地悪なCPEには対応できないんだなと思った。そんなことを意識しながら家に山ほどあるIELTSのReadingをやることにした。英検一級でもいいけど買うのめんどくさいし、簡単すぎるので。。。
リスニングについてはIELTSよりもさらにゆっくりでCPEとは比べ物にならないということがわかった。いや知ってたんだけど、ゆっくりだからといって全問正解できていないのは問題だな。とりあえずこれもIELTSレベルのことがもっとちゃんとこなせないといけないのかな。英検一級でもいいけど以下同文。
語彙問題では句動詞で有意に正答率が低かった。原因は明らかで、パス単の熟語のところを真面目にやっていなかったからだ。なのできちんとやり直すことにした。準一級のパス単も確認したが、こちらは問題なかった。
ジムではいままでdistinctionを聞いていた。この本はさまざまな口語表現を集めたすぐれものなのだが、こと句動詞に限ると弱いといわざるをえない。なのでトレ中はパス単の句動詞の項目を聞くことにした。しかしこれでも英検一級に出題されうる句動詞をすべて網羅しているわけではない。ましてやCPEのReadingをや。
なんかいいのないかなあとYoutubeを検索していたら下の動画にたどりついた。
いろいろ紹介されているが、句動詞の本をしっかり時間をかけてやれといっていた。これこそ私が必要としているものだと感じた。
数日前に始めたが、これは素晴らしい。自分は句動詞についてなにも理解していなかったと思い知らされた。またphrasal nounやphrasal adjectiveの解説もあるのがいい。この本を腰を据えてやりつつ、スキマ時間でパス単の音声でシャドウイングすることにした。DMM英会話の時間には無理やり句動詞を使う(不自然なら直してもらわないといけないのでネイティブの先生にしている)、先生に句動詞を使うよう促してもらうということも始めた。
句動詞をマスターすると文法問題の正答率がかなり上がると期待される。スピーキングやライティングのスコアにもかなり良い影響があるだろう。リスニングや長文問題は多少は理解が速くなるという程度の効果しかないように思われる。
もちろんこれだけで合格できるほど甘いものではない。発音の練習、多聴多読など地力を地道に上げていく努力も必要だ。
しかし自分が一日ひとつ強くなっている感覚はとてもいいものだ。どれくらいかかかるかわからないけど、いつか合格できるという感触はある。そして間違えてはいけないのは、この試験に合格することは目標ではないということだ。あくまで英語上達のための手段として上手に利用するという意識が大事だ。
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