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インク沼にはまるとガラスペンが欲しくなる

先日、万年筆を洗うととってもマインドフル、というようなことを書いた。

しかし、正直に言うとめんどくさい。

万年筆によってはなかなかペン先の汚れが落ちないこともあるからだ。しょうがないので、超音波洗浄機も導入したのだが、多少手間が省けただけで、めんどくさいことには変わりなかった。

それでも保有している万年筆は全て、1,2ヶ月に1回は洗っているけどね。

ちなみに超音波洗浄機はメガネを洗うのにちょうどよかった

メガネはともかくとして、このところインクの種類がやたらと増えてきた。いわゆるインク沼である。

そうすると、どうしてもあまり使わないインクも出てくるのである。きれいに発色しないと避けがちになるのだが、それは紙やペンとの相性が悪いだけかもしれないから、とにかく使ってあげないことにはどうにもならない。そもそも私は平等を愛する日本国民であるから、そのような使用頻度の格差は容認し難いのである。

とはいえ万年筆のインクを入れ替えるには、しっかり洗わないといけないから、そうしょっちゅうはやってられない。

どうしたものかと考えているうちに、ガラスペンという画期的なソリューションを先人たちが発明していることを知ってしまったのである。

ガラスペンはガラス工芸品の一種であり、いわゆる、つけペンというジャンルに属する。

万年筆と比較して、ささっと水洗いするだけでいいのでインクを変えるのが超簡単、ラメ入りインクなど万年筆ならば目詰まりが懸念されるインクでも気軽に使える、という長所がある。

カリグラフィーペンみたいに何度もインクを付けなきゃいけないのかと思っていたが、ペン先の細かい溝に、毛細管現象によってかなりの量のインクが吸い上げられるので、1回しっかり付ければA5用紙1枚にびっしり文字を書ける、らしい。

もちろんデメリットもある。工芸品という要素が強くなるので購入のハードルは万年筆の比ではなく高い。作家性、デザイン性の強いものが多く高価である。そのぶん所有する悦びは大きいが。

この雑誌はKindle Unlimitedで読めるが、掲載されているガラスペンはちょっとびっくりするような値段である。

というようなわけだから、Amazonでホイホイ買うわけにはいかない。ちゃんと試筆して、割れたときの保証とかも確認してから買わないと、、、と思っていたが、Youtubeをつらつら見ていると、Amazonで買ってる人もけっこういるねw

まあ、あんまり難しく考えなくていいのかもしれない。案ずるより産むが易しというセオリーはガラスペンにも当てはまるのか。

Amazonには、そんな値段で大丈夫か?と言いたくなるお手頃価格のガラスペンがいっぱいあった。そんなんでええんかもね。このエルバンのガラスペンは、インクがついて4000円台なので不安になるほど安くはないし、高すぎるということもない。

それにエルバンは有名かつ歴史あるインクブランドでもあるし、そんなおかしなものは作らないだろう。知らんけど。

こうして色々と調べていると、ついこないだまでガラスペンなんて自分には関係ないものだったのに、今やこれを所有していないことが非常に不自然に感じられるのであった。

というわけで、そのうちなんか買うと思うのでまた記事にしますね。

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はむっち@ケンブリッジ英検
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