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墓はレンガがいい君がつくれるから

最近できた同じ歳の友人にどうやって生きていきたいか、と問われてからずっと考えている。その場でなんと答えたかもよく覚えていない。
人生リセットしてラクショーで過ごしたい、生まれ変わったら長澤まさみのボディを手に入れたい、パリスヒルトンみたいに巨大なダイヤを何個も手に入れたいなど俗世の欲望にまみれているのでやがて地獄へ落ちる。(せめてイケメンの鬼がいますように)
やり直せるなら正直物心つく前から全てやり直したいが、人を形作っているものって記憶だと思う。それがなかったことになったら、私といえるのか?という疑問が湧いたりする。シャワーを浴びながら突然奇声を発するような黒歴史ばかりだけど、会った人たちによって外側から形づくられる私もそう悪くはないのでは?と目を合わせて笑い合った顔を思い出しながら考える。
好きな人との会話を反芻しながら、鏡の水滴ひとつひとつに自分がうつるとき確かめる輪郭がある。
さっと片手で拭ってしまえることであっても。



※タイトルは煉瓦で殴られたくらい衝撃をうけたQuizKnockのweb記事内の自由律俳句から引用させてもらいました。でも間違えて覚えてたな。
https://web.quizknock.com/jiyu-ritsu

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