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リーダー対談 前編|だから、ボーダレスハウスはおもしろい。それぞれのここで働く理由

ボーダレスハウスの全メンバーが集まる全社ミーティングの日、浅草橋にあるボーダレスステーションで4人のリーダーの対談が実現しました。普段はそれぞれの場所で働くリーダーたち。彼らがボーダレスハウスで働く理由や、印象に残っている出来事をテーマに、自由に話してもらいました。

対談するリーダーたち

左上から時計回りに
チャン:2020年中途入社。在日韓国人3世として仙台で生まれ育つ。国際交流シェアハウス「BORDERLESS HOUSE」の新しいハウスをつくる物件開発を担当。
たくや:2018年新卒入社。新規事業開発と、ボーダレスハウス各棟の体験価値を高めるコミュニティクリエイター(CC)の東京エリアリーダーを務める。
りこ:2017年新卒入社。東京のCC、関西のCCを経て、現在はCRMを担当。お客さまとの最初の接点となるお問い合わせから入居、退去の手続きをサポートする。
モーリー:役者、高校生を対象とした就職支援を行う企業を経て、2021年に中途入社。関西エリアでCCリーダーを務める。

ボーダレスハウスの組織としての魅力や、これからやっていきたいことについて話す、後編はこちら


たくさんの人と出会い、お互いを応援しあえる場所


りこ:普段改まって聞くことはないけど、みんながボーダレスハウスで働く理由や働きがいをどんなところに感じているのか、聞いてみたいなって。

たくや:僕は入社当時から今も変わらず、ビジョンに一緒に向かっていくスタッフに恵まれていると思っているんだけど、あらためて考えてみたらそれだけじゃないなと思って。

りこ:どんなこと?

たくや:入居する方々の人の良さも好きだし、ボーダレスハウスの生活を通して入居者さんが変わっていくところに毎回心を動かされるんだよね。人で苦労することがある仕事だけど、人に喜びを感じる。どこまでいっても人が好きなんだなって。だからボーダレスハウスで働き続けているんだと思ってます。

モーリー:僕も同じ。人が変わっていくところ、それは僕たちスタッフも、入居者の方や地域の方もそう。人の変化や成長を応援できる関係性が、それぞれのシェアハウスにも、会社全体にもある。僕の中での働きがいだなと思います。

チャン:僕がボーダレスハウスで働き続ける理由は、社会の差別や偏見を本当に変えていけるし、変えていきたいと思うから。僕には選挙権がないから投票で国を変えることはできないけど、子どもたちの未来のために仕事を通してアプローチできるのはすごく意味があることで、やり続けている理由になってますね。

物件開発担当なので入居者の方と触れ合うことはみんなより少ないけど、物件のオーナーさんにも会社の想いは伝え続けてるから、共感者が増えて、一緒に社会問題に取り組んでいけるのは嬉しいよね。

りこ:私も会社のビジョンへの共感はもちろんあるけど、ボーダレスハウスのビジョンって壮大だから、毎日の仕事で感じるやりがいはもっと身近なことだったりするんだよね。それは、地域の方や入居者の方の反応を直接見られることや、自分がつなぎ役になることで今まで関心がなかった方が振り向いてくれること。大変さを感じる瞬間もあるけど、そういう時に鼓舞してくれる仲間の存在に助けられているなと、みんなの話を聞きながら思っていました。

チャン

チャン:僕は色々な会社で働いてきたけど、これほど社員がビジョンを理解して、その実現への意識を強く持っている組織はなかったな。これから組織が大きくなってもボーダレスハウスならそこは変わらないって思えるんだよね。

りこ:たくやも私もボーダレスハウスに新卒で入社しているから、その辺りは分からないところでもあって。モーリーは別の会社で働いたことがあるけど、どう感じてる?

モーリー:社員が同じ方向を向いて仕事ができるボーダレスハウスの環境は、他の会社とは全然違うと思う。ボーダレスハウスでは背景の異なる人たちが一緒に暮らすから、違いを感じる場面が本当に多くある。入居者の方だけじゃなくて、僕たちスタッフにとっても学びの機会になっているし、価値観が広がっているのを実感してる

りこ:めちゃくちゃ分かる!私自身もそれなりに海外経験があって、価値観を広げてきた方かなと思っていたけど、入居者さんとの出会いやメンバーとのやりとりを通してまだまだ全然広がるなと感じたんですね。だからこそ、海外に触れる機会が少なかった人が住んだら、価値観が広がっていく可能性は無限大だなって思ってる。

りこ

チャン:僕は、イベントを入居者さんたちがボランティアで手伝ってくれることに毎回感動してる。ボーダレスハウスのことが好きだからって進んでサポートしてくれる方が、一人二人じゃなくて何人もいるって、ありがたいことだよね。単に入居者と運営側という関係じゃない。そういう人たちの存在が事業への自信にもなっているのを感じてますね。

たくや:以前、ある棟のオープンハウスの日に、リピーターの方が「手伝いたい」ってわざわざ来てくれたことがあったんです。その方はボーダレスハウスを退去した後に海外に行かれて、今は時間に余裕ができたからって来てくれて。報酬とか関係なく、そんな行動に出てくれる人がいるってすごいなって思いますよね。


東京のボーダレスハウス合同「ハロウィンイベント2024」で、新小岩ハウスの入居者さん(写真左から2番目)が司会を担当してくれました。

チャン:物件オーナーさんにも「ボーダレスハウスさんにやってほしい」という熱い思いの人もいるのが本当に嬉しくて。僕たちの会社や事業のことをこんなに好きでいてくれる人が社外にもいる。だからこそこの人たちの期待を超えられる自分たちでいたいなと身が引き締まるよね。

りこ:入居のお問い合わせにも、毎月一定数のリピーターさんがいるんですよ。海外の人が日本に再訪すること自体がすごいのに、その時にまたボーダレスハウスを選んでくれるって最高に嬉しいことだなって思う。

たくや

たくや:海外からの入居者の方から「ボーダレスハウスでの体験は最高だった」って言ってもらえることも多いんだよね。「今まで海外の色々なところへ行ったけど、こんなに多様性を知ることはなくて、もう一度同じ体験をしたいから戻ってきました」って。僕が知る限りでも9回リピートしているスウェーデンの方は、次に日本に来る時はどこのハウスにしようかなって帰っていくからね(笑)。

チャン:それは嬉しいよね。物件オーナーの方には、海外留学の経験や、海外でたくさんの人が助けてくれたから恩返しをしたいという思いがあって、ボーダレスハウスに共感している人が多い印象がある。東京、関西だけじゃなくて、もっと全国にないとダメだよ!って声をかけてくれたりして、本当にありがたいです。

国籍や年齢を超えて、人と人が出会うきっかけを作る意義


りこ:仕事の中で印象に残っていることはありますか。

チャン:コロナの時期に耐えて、抜けた時のことは印象に残っているな。入国制限があった頃、海外に向けて動画を作ったよね。各ハウスの入居者さんたちが協力してくれて「待ってまーす!」ってメッセージを撮ってさ。ボーダレスハウスらしさがすごく出ていたなって思うんだよね。

モーリー:あの時、僕もグッときてました。

チャン:その後、入国制限が解かれた時に「3年ぶりに日本に来れました!」って、海外からたくさんの人が来てくれてさ。

たくや:そうそう。海外からの申込みが一気に入ってきて、申込んでくれた人にもお断りしないといけない状況になって。そういう方々に向けて、戻ってきてねというチケットを急いで用意したよね。

チャン:動画もチケットも、囲い込みたいって考えじゃなくて、純粋に日本にまた来てくれたらいいなっていう思いが表れていて、すごく印象に残ってる。

チャン:物件のオーナーさんたちにとっても厳しい期間だったのに、「ボーダレスハウスさんとは一蓮托生です!一緒に乗り越えよう」って言ってくれて。その言葉と思いに救われたし、今も感謝の思いがありますね。

りこ:私が個人的に印象に残っているのは、京都の物件立ち上げラッシュの時のこと。新しい地域にオープンする時に、パートナーを作っていくぞって意気込んでいたけど、近隣にお住まいの方の反対もあったりして。

モーリー:今まで外国籍の人と触れ合ってこなかった町内だったからね。

りこ:そう。今では町内会の人と一緒にスポーツチームを組んでいるって話を聞くと感慨深いよね。ボーダレスハウスは、私たちメンバーだけじゃなくて、地域に暮らす方や物件のオーナー、そして入居者のみんなで作っているんだと実感した出来事だった。京都のハウスでプロモーション用の動画を撮影した時、予想以上に多くの人が来てくれて、集大成みたいな感じになったのは忘れられない。「ちがうを超えて人と社会をつなぐ」、まさにだなって思えた光景でした。

チャン:これからはそれを新しい地域でも実現していきたいよね。それが僕たちの使命だし、新しいメンバーにもどんどん体験してもらいたいよね。

たくや:僕にとって印象的なのは大きな出来事というより、CCとして入居者さんと接するなかで、どこの国出身か関係がなくなる瞬間なんだよね。

モーリー:分かる。年齢も意識しなくなっていくよね。

たくや:そう。国籍、年齢、肩書に関係なく、人と人が出会い自然につながって、それが社会になっていく。そういう波をもっと作っていけたらと思って、今は外国ルーツの人を巻き込みながら日本の方に伝える企画を考えています。

モーリー

りこ:入居者の方にとって、シェアハウスがインクルーシブな空気でも、一歩外に出ると外国人扱いされることってあると思うんですよね。京都でCCをしていたころ、入居契約の最後に近隣を案内するツアーをしたことがあって、お世話になっている近所のお店に案内して、あえて国籍を伝えずに「今日入居された〇〇さんです」って紹介したことがあったんですね。たったそれだけの出会いから、個人間のつながりが生まれていたみたいで。

言語の壁を感じたり、外国人だって構えてしまうと話しかけるのにハードルを感じるけど、初対面でも私たちがつなぎ役として小さな接点を作るだけで、人と人との関係性が成り立つんだと感じた体験で、すごく感動したことを覚えていますね。

モーリー:ハウスメイトと地域の方がいつの間にかつながっているというのはよくあるよね。僕たちスタッフの関与なしに、ご飯会や交流の場が開かれていると聞くと良いなって思います。ほかにも、入居者の方が世界の遊びを一緒に体験する企画を町のイベントとしてやりたいと、近所の小学校の子を呼んで開催したことがあったんですよね。運営をサポートしながら、国とか関係なく、一緒に遊びながら文化を体験できる場作りの可能性を感じた体験でした。

ボーダレスハウスの組織としての魅力や、これからやっていきたいことについて話す、後編に続く

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「ちがう」を越えて、人と社会をつなぐ。ボーダレスハウス株式会社

私たちボーダレスハウス株式会社は、国籍やルーツ、生まれた場所、性別などのさまざまな「ちがい」に関係なく、一人ひとりの多様なアイデンティティが尊重され、つながっていく体験とコミュニティをつくりたいと強く思っています。
「“ちがう” を越えて、人と社会をつなぐ」というビジョンの下、出会いやつながりが多文化共生社会への一歩になると信じて、差別や偏見の社会課題と向き合うソーシャルビジネスを社会に広げていきます。


STAFF
TEXT:Naomi Ogawa
EDIT:Mami Shimura


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