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消費者脳内メーカー【2020/05/27】

はじめまして。

インフルエンサーマーケティングプロジェクト「BORDERLESS WORLD」の佐々木廉です。

今日は、消費者の無意識に迫る「消費者脳内メーカー」についてお話していきたいと思います。


1.前提「前時代的な企業のPRはもう届かない」

いまだによく目にする、

「この商品はすばらしいんです!」

「この商品にはこんな効果があります!」

といった広告CM。

一見、広告の基本ともいえるPRが時代遅れになりつつあります。

こういったPRを見た消費者が感じるのは

「なんかあやしい」「騙されている気がする」「そりゃ素晴らしいって言うわよね」

といった疑心です。

現代の消費者はもう一筋縄ではPRを受け入れなくなってきています。


2.消費者は「買わされている感覚」を嫌う


スマートフォンが普及するまではTVCMや街頭の広告などでしか情報収集の術がなかったため、社会のトレンドなども企業PRやTVが発信源でした。(聖子ちゃんカットなど)

しかし、スマートフォンやインターネットの普及から消費者の情報源は格段に増え、「自ら調べて選ぶ」ということができるようになりました。

加えて、その「自ら調べて選んで買ったもの」という付加価値すら消費に反映され始めたのです。

こうした広がりから、企業のPRを直接受け入れることに「買わされている」を感じ、それを嫌う風潮すら出てきてしまっています。


3.消費者は「自由に選べる感覚」も嫌う

ん?矛盾してるぞ。と思った方も多いと思います。

その通りです。

消費者の感覚は矛盾しています。

「買わされたくない」けど「自由に選びな」も嫌いなのです。

選択肢が多ければ多いほど人は決められないし、決めることに大きな労力を使います。

「自由」を欲し、「自由」に恐怖するのが人間であります。

そして、消費者にはそれぞれに「良い商品と悪い商品」を選別する指標を持ち合わせていない場合が多いです。

それが消費者単体でモノを取捨選択できない最大の要因でもあります。


4.消費者と企業の間に「なにか」を挟む

では、企業のPRが直接届かないこのご時世に消費者は一体何を基準に物を買ているのか。

答えは、レビューや周囲の人(家族や友人など)の奨めです。

その中でも周囲の信頼関係のある人のおすすめを強く受け入れる傾向があり、また、自身の応援するインフルエンサーが使っていたり、おすすめしたものは家族、友人と同じくらいの影響力があることがわかっています。

なので、お気に入りのインフルエンサーがその商品、サービスを利用しているというこそ、迷える消費者の「買わされる」という感覚を回避しつつ、良し悪しの判断基準をより効果的に示せるのです。


5.まとめ

このような消費者脳内メーカーが根付き始めているからこそ、インフルエンサーマーケティングがより効果を発揮しています。

もちろんその影響力の拡大から注目されているということもありますが、時代の流れからうまく消費者心理をついている、というのがこのインフルエンサーマーケティングが消費者に刺さる大きな要因と考えます。

今日の記事は以上になります。

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