2020-87もう一頭の三冠挑戦

カナダ競馬では今年、二冠馬が誕生しましたが、その鞍上が日本人の福元大輔騎手である事は以前の記事で紹介しました。
『福元大輔騎手　二冠達成！！ 』
https://note.com/boost_quinty/n/n0a7a49e5b3d3

その二冠馬であるマイティハートが、三冠をかけてブリーダーズSに挑みます。同馬は事故で左目を失った隻眼馬という点も相まって様々なメディアから注目されており、個人的には17年ぶりの偉業達成なるか注目しています。なお、記事執筆時から数時間後のレースの発走時刻は24日の午後5時43分（日本時間25日午前6時43分）を予定していますので、朝目が覚めたら結果が出ていますね。もし、三冠達成となれば、ますますコントレイルの三冠に暗雲が立ち込めるような気がしますが、果たしてどうなるでしょうか・・・

それから土曜のJRAから発表の中に、【2021サウジC開催2競走への優先出走権付与】という項目がありました。今年から開催されたサウジの国際競走8レースの内、2レースに対して優先出走権を指定する旨の連絡があったようで、チャンピオンズCの優勝馬にはサウジCの、カペラSの優勝馬にはサウジダートスプリントの優先出走権が与えられる事になりました。これも今年、無理をしてクリソベリルが遠征してくれたからでしょう。

特にダートのスプリント路線は国内で使えるところが限られていますから、国内の適性距離外より、海外の適性距離のレースに出走した方が価値があると思います。来年以降の遠征馬に期待したいところです。

10/25予想

東京9R　◎アーチキング
　　 　　注ミトロジー

京都9R　◎フライライクバード
　　 　　注ヒートオンビート

新潟10R　◎ラヴィンジャー
　　　  　 注クルミネイト

新潟11R　◎ヒロイックアゲン
  　　　　 注ダイメイプリンセス

東京11R　◎スワーヴアラミス
　　　　   注アポロテネシー

京都11R　◎コントレイル
　  　　　 注ディープボンド

東京9R◎アーチキングは東京経験が豊富でKTMも500万下で0.1が2回、秩父特別で-0.1、葉山特別で0.3など揃えている。人気薄だからこその◎に。注目ミトロジーはクラス慣れが必要な雰囲気はあるが、東京KTMの500万下で-0.3、0.5があり、少頭数なら注目できる。

京都9R◎フライライクバードは同クラスで一戦して2着だったが人気だったし、青葉賞では2番人気に推されるほどの有名馬。京都KTMは新馬で0.1、未勝利で-0.2があり、その他も阪神未勝利で-0.8、小牧特別で-0.3があるなど期待できるだけの裏付けはある。注目ヒートオンビートは◎と異なり、コツコツと下位条件から上がってきた馬。京都KTMは未勝利で0.2と0.5があるくらいで、あとは兵庫特別で0.3、小牧特別で-0.2がある。

新潟10R◎ラヴィンジャーはこのクラスで堅実な走りを続けており、2着4回、3着1回とそろそろ勝利がほしいところ。新潟KTMは未勝利で0.5があるのみだが、札幌500万下は-0.2が2回と0.5があり、メンバーの中では突出している。注目クルミネイトは未だ未勝利の4歳牝馬だが、抹消されずローカルの500万条件で初勝利を狙っている。キャロットがそこまでするには何か光るものがあるからだろうし、新潟KTMも500万下で0.4があり、注目せざるを得ない。

新潟11R◎ヒロイックアゲンは新潟成績が0-6-1-1、内新潟1000の成績は0-3-1-1と生粋の新潟巧者。新潟KTMも驀進特別で0.0、飛翼特別で0.5、韋駄天Sで0.1、稲妻Sで0.2と揃えており、大外枠を引いたら馬券圏内は確実だ。注目ダイメイプリンセスも新潟1000の成績は3-0-1-2で、前々年のアイビスSDの勝ち馬。新潟KTMも韋駄天Sで0.3と0.1、アイビスSDで0.1と数字は持っているが59キロをこなせるか注目。

東京11R◎スワーヴアラミスはOP昇格後、2-1-1-1の成績。前走は古豪に貫禄負けだったが、リステッドでこのメンバーなら負けられない。東京KTMは無いが、それ以外ではマーチSで0.1、アルデバランSで-0.4、ポルックスSで0.3などOPで数字持ちなのは頼もしい。注目アポロテネシーは昨秋の東京2連勝がいずれもD2100で、その時のKTMが-0.7と-0.1だった。東京はそれ以来の出走で、その間各地で掲示板に載る程度の活躍を続けており、ここでどんな競馬をするか注目だ。

京都11R◎コントレイルは負けるとしたら距離だけだと思う。同期の和田がアシストしてあっさり三冠の可能性が高いが、福永ぁぁぁの可能性も少しはある。怖いもの見たさで◎に推す。注目ディープボンドは京都では2-0-1-1と決して悪くない成績で、重賞も勝っている。ダービー同様、◎のアシストをする事が第一だが、京都適性を生かして粘れるか注目したい。

10/25結果と回顧

東京9R◎アーチキングは好スタートを切るが、他を先に行かせて4番手の外を追走。先手を取ったルプリュフォールが大逃げをかまし、1000m56.9という速いペースとなった。しかし、直線坂上で沈んだ同馬を目掛けて脚を伸ばすが思った以上に伸びず、ルプリュフォールを交わすのが精一杯の4着。田辺なんだこれは。

京都9R◎フライライクバードは1枠から横一線のスタートで、押し出されて先頭になりそうになるのを我慢して他馬を先に行かせる。向こう上面では中団ま下がって外に出し、4角では大外を選択して直線は迎える。しかし、前の2頭を捉えるどころか4角で同じ位置に居た勝ち馬にも差されて4着。勝ち馬が4角から内を突いているのだから、距離をロスは大きかったと見るべきだろうが、大外を回って届かなければ仕方ないという競馬は福永のお家芸。いくら三冠騎手になろうが、こういう競馬をしていては評価されんのだよ。

注目ヒートオンビートはその4角で◎と同じ位置に居ながら内を突いて距離ロスを無くし、鋭い脚で1着。◎と上がりの差は0.1秒だから、なおさら進路取りが勝敗に大きく影響したと推測できる。鞍上はルメールか・・福永とは雲泥の差だな。

新潟10R◎ラヴィンジャーはスタートでヨレた内の馬にぶつけられたのが痛かった。一団の後ろを追走していたが向上面でポジションを上げ、3～4角で一気に進出し、直線は大外から脚を伸ばすが、残り100mで一杯になり5着。スムーズな競馬じゃない分、最後は疲れたか。注目クルミネイトはスタートで◎に少しぶつかった程度で、後は内でスムーズに競馬をしていたが、勝ち馬は強かったし、インベタでしぶとく伸びても3着が精一杯。初勝利は遠いな。

新潟11R◎ヒロイックアゲンは好スタート、好ダッシュで先手を取り、先頭に立つとそのまま他馬を寄せ付けず1着。2着も好スタートの17番枠で、外枠有利を改めて証明した。2着と3着の着差が4馬身ってすごいな。レーティングなら18ポンドも差が付くぞ。

東京11R◎スワーヴアラミスは横一線のスタートから好ダッシュで先手を取りに行くも、コーナーワークで2番手に。一団のまま3角まで進むが、少し置いて行かれる形でポジションを下げてしまう。直線では不利なくジリジリと伸びるが、勝ち馬にあっさり交わされ、前も捉えられず5着。上がり勝負は向いてないか。

京都11R◎コントレイルは負けるとしたら距離だと言ったが、その通りの展開になりかけた。掛かりというか落ち着かない感じでレースを進めるし、直線ではあれだけ我慢したのに思った以上に伸びず、勝負根性でねじ伏せた感がある。しかも、最後は詰め寄られているし、それが準OP馬となれば、思った以上に強くないのかもしれない。KTMも歴代の名馬に比べたら見劣りする数字だし、次が試金石となるだろう。今日はおめでとう。注目ディープボンドはいつも通りにコントレイルの護送任務を果たすが、今日は京都巧者らしく4着に食い込む。良く考えてみれば重賞馬だし、今後も海外遠征含めて護送隊長を担うかもしれないね。お疲れ様でした。

日曜は2-0-0-4で、4着と5着が2回ずつ。なんだこれは。掲示板まで複勝対象なら無敗じゃないか。というか◎の4着は非常に多い気がする。だったら最初から外してみろって思うのですが、外しても次に選んだ◎が4着になる。呪いかこれは？一方の注目は1-0-1-4で、注目した分の期待にはまぁまぁ応えている。競馬力が上がるのはいつになるのだろう。

にしても、牡馬、牝馬で同年に三冠馬が誕生か・・・カナダのマイティハートが三冠獲っていたら、かなり面白かったんですがね。まぁ何にせよ、次はジャパンCか有馬記念で面白い競馬が見れると思いますし、アーモンドアイが逃げまくって形だけ(笑)の名馬になりそうである意味ワクワクしそうです。来週が楽しみです。