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ソクラテスの思うCFOの立場から予算を作るということ

こんばんは。本日は実践的な話ということで以下のテーマについてシェアさせていただきます。

CFOの立場から予算を作るということ

実際経験をして思う点は以下の2点です。

・予算策定のプロセスは集計→精査→議論の繰り返し

・CFOが現場に対して提供できる最大の価値は1)事業単位での定量的な枠組みの提供、2)全社的な経営資源の配分状況の共有、3)業界全体の動向を踏まえたKPI設計と戦略策定

以下予算を作るプロセス及びそこにおいてCFOとしてどのような付加価値を与えていけるかについて書かせていただきたいと思います。

予算策定プロセス

予算策定のプロセスは端的に言ってしまいますと、集計→精査→議論の繰り返しだと思っています。以下大まかなプロセスとなります。

1.各事業部から数字を集計する

まずは会社全体の暫定的な予算を策定するために事業部からの数字を集計します。この段階では事業部主体の数字になっていますので、CFOとしては外部環境・競合・自社の成長フェーズを踏まえた上で会社全体の予算目標を頭の中に持っておきたいところです。結局CFOの立場からしますと、株主を中心とした外部の人向けに数字の正当性を説明しないといけないので、無理がないギリギリの範囲で達成できる目標がベストとなります。

2.事業部からの数字を精査する

事業部から数字を集めたら、それらの数字を精査するのが次の仕事です。トップラインで言いますと各事業部の成長率の妥当性、コストで言いますと売上成長に見合った費用増減になっているかが最初のポイントとなります。それを精査するにあたって各事業部固有のKPIはもちろんのこと、事業特性に合った財務上のKPIも確認します。

次にそれらの数字を実現するための資源が十分にあるかを精査します。具体的には人と資本です。各事業のKPIを実現するための人員は適切か?追加的な設備投資がいらないか?などを確認します。その上でこちらで理論上達成できる計画と数字のたたき台を作って事業部と再度やり取りをします。

3.事業部と数字について議論する

上述しましたように精査した計画と数字について、1)事業部の戦略的方向性の確認、2)事業部が前提としている数字で違和感のある部分の確認、3)もし現実予算と理想的な予算の間に乖離があるのであればそれを実現するための壁がどこにあるかを議論します。その上で再度数字を事業部側に精査してもらい、集計のプロセスに戻ります。

CFOが予算策定で提供する価値

大きく3つに大別できると思っています。

数字の精査と枠組みの提供

事業部とCFOの違いとして最初に事業の定量化にあります。より感覚的になりがちな現場の人々に対してこれは考えましたか?こういう考え方がありますけどいかがでしょうか?といった形で考え方の枠組みと多角的な観点を提供できるのはCFOの1つの強みだと思います。

業界環境・競合を踏まえたKPI設計

事業部とCFOの違いとして2つ目に俯瞰的な視点の提供があります。より日々の業務に追われがちな現場の人々に対して、業界環境がどのように変化しているか、競合がどのような行動を起こしていてそれらを踏まえたKPI設計をどのようにやるべきなのか。ここに対して一つの視座を提供して事業部がより成長可能性の高い戦略を立てて有効な施策を打てるように手助けするのもCFOの一つの役割です。

全社的な戦略ビジョンの共有

事業部とCFOの違いとして最後に会社全体の財務視点の提供があります。財務視点という言葉が少し曖昧なのでかみ砕きますと、経営資源の配分に関する知見です。どうしても自分の事業や部署に集中しがちな現場の人間に対して、他部署がどのような状況になっているか、会社全体として経営資源の配分がどのようになっているか、どのような方向性に向かっているのかを共有できるのもCFOならではの観点となります。

もちろん現場の方には自らの事業を定量的かつ俯瞰的に捉えられている方もいらっしゃるのでそのような方々には、1つの壁打ち的な役割になれれば十分だと思っています。最後にやるのは現場の人間ですので。個人的に1番難しいのが中長期的な目標設定だと思います。ここに関してはもはや感覚的な部分も大きいので経験もないと適切な目標設定が難しい印象です。

本日も最後までお読みいただいた方ありがとうございました!是非とも事業を作っていく側の方もそれを支える方も、こうしたCFOの価値を意識しながらうまく自分の業務に取り込んでいただければと思います。!皆さんのご意見・感想・質問お待ちしております!!

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魚屋→外資系投資銀行でいろいろ大切なことを失っていることに気づいて現在はエンタメ業界で芸能人と戯れ中。世界中の人が好きなことに挑戦できる世の中に。多様化して迷子になりがちな世界で好きなものを見つけるきっかけ・手助けになりますように!庶民万歳

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