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マンスリーマンションでの夜

6月中旬

梅雨と言われる時期に差し掛かっているが、

毎日暑い。

今週から下北沢近くのマンスリーマンションに住んでいる。

光熱費が込みの料金で賃料はすでに支払った。

もう支払いが完了している安堵と

どれだけ電気や水道を使用しても光熱費が変わらない状況に

食べ放題形式のレストランで親に「元をとれ」と言われているかのような心境で電気と水道を使っている。

決して食べ残しがないように

必要な分だけをたらふく使っている。


2024年6月中旬
東京は暑い。

マンスリーで借りた部屋の窓は東に付いている。

朝、とてつもない暑さとともに目がさめる。

このカーテンは紫外線をカットしているのかと
寝ぼけながら考えてはまた寝るを繰り返す。

少し抵抗しようと日差しには顔を向けないように体勢を変えて二度寝する。

トレーニング合宿だと題して東京にきた私は

1日がルーティンで終わるんじゃないかと思うくらいストイックにタスクをこなしている。

しかし、最近そのストイックの日常に小説という娯楽が忍び込んだことにより

当初計画していたルーティンが崩れつつある。

辻村深月さんの「傲慢と善良」

この小説が私を狂わせる。

このトレーニング合宿では毎晩英語の単語を覚えることを課していた。

しかし、夜、ベットに入ってから手に取るのは

意味深な表情の女性が特徴的な
この小説だ。


これは小説が面白いのか。
英語の単語から逃げたいのか。

もうわからないくらいこの小説を手に取っている。

その状況がもうすでに3日経過した。

今日でもうこの小説は読み終わる。


きっと明日は
「辻村深月」の名前を頭に唱えて書店へ出向くだろう。


これは私の弱さですか?
好奇心ですか?


P.S
読書している写真をインスタのストーリーに投稿したら
後輩からメッセージが来た。

過去に読書を趣味としてるその後輩に送った
いじったメッセージをそのままコピーして送ってきた。

その通りだ。

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