ライブハウスと社会人バンド

社会人バンドとは
一般的に平日は会社員として働きながら
土日祝日でスタジオ練習やライブを行うバンドの事。
年配のイメージが強いが最近では大学卒業直後の
バンドもこのような形を取る事が多い。
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いきなりですけど、社会人バンドって響きが
悪いですよね。みんな大人になれば社会人だってーの!

ライブハウスでは通常土日ってバンドが
レコ発やったり企画ライブやったりする花形日です。
ゆえに平日みたいにライブハウス側がブッキングを
する日って少ないんですよ。

そんな中、我々は定期的に土日を無理やりこじ開けて
自主ブッキングという形でイベントを組みます。
これは正に「社会人バンド」の皆さんに向けたものです。
土日にしかバンド活動が出来ない人って多いんですね。

ただ当然そうなるとジャンルの統一ってのはムリがあります。
だからこそイベント組むのが難しいんですよ。
OPEN当初は良くこれで失敗しました。
バンドは沢山集まるんだけど、みんな演奏が終わると
お客さんごと飲みに行ってしまう(笑)
なんなら精算終えて帰っちゃう、こんなバンドばかりでした。

それが悪い!超悪!!!とは正直言えない時もあります。
バンドを見に来るお客さんはお友達・彼氏彼女・家族な訳です。
ぶっちゃけ共演者なんて興味ないんですよね。

これが我々を非常に悩ませまして、一時期やめてたんです。
こんなん意味ないわ!!面白くない!!ってへそを曲げました。
ただ、ここ数年定期的にこの土日ライブをやっています。
理由はただ1つで、意外とバンドが共演者と仲良くなったりして
最後までみんな残ってくれるようになったんです。

それは何故か、実は自分も良くわかりません。
しいて言えば会場内の居心地の良さとか
お酒の安さとか、共演者がカッコイイとか
そういう環境の問題なんですよね。

あとはアウトブレイク恒例の出演者顔合わせ。
これはリハーサルが終わったらその日の出演者や
スタッフがみんな集まって、今夜もよろしく!
みたいな事をやる儀式的なものですね。

ここでお互いの顔を見たりすることで
ちょっとは親近感が沸くんでしょうか。
多分、良い効果を発揮していると思います。

社会人バンドって皆さん勿論オリジナル曲を
演奏するし、練習も日々積んでるのでうまいです。
全員が決してプロを目指している訳ではないですが
音楽を楽しんでやってます。
毎日の仕事のストレスをぶつけてみたり
これがあるから日々家庭のうっとおしい事にも
我慢ができていたりするんですよね。

そんなバンドと自分の人生の位置関係って
最高じゃないですか。
別にプロ目指す人だけがライブハウスに
居なくてもいいじゃん!と素直に思います。

で、不思議なもんでそういう方々って
生活全部がバンドじゃないから発想も面白いんですよ。
某広告代理店のバンドなんてMC1つが凄い面白いし
物販のクオリティーも異常です。
それで、お客さん沢山いるもんな~~~~
そしてなによりみんな楽しそうなんですよ。
いい顔してる訳です。

つまりですね、自分の人生とバンドの距離感って
人それぞれじゃないですか。当たり前ですけど。
でもその距離感を上手にコントロールしてる人って
うん、やっぱりカッコイイなと思いました。


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東京四谷のライブハウスOutbreak!店長です。特技は床寝です。

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コメント (2)
ブッキングライブで自分たちの前のバンドはお客さんが沢山いたのに、自分たちの番になったら、ほぼ誰もいなくなっていることが以前ありました(笑)それ以来、ライブが始まる前に他のバンドになるべく話かけるようにしています。なるべくなら多くの人に聴いてもらいたいので(自分たち自身で沢山人を呼べないのが悪いのですが...)。あとは、自分が出演しているときは、全バンドのライブを観るようにしています。
社会人です。若い頃はライブハウスに出演したりしていたいわゆる元バンドマンでした。
またバンド活動を始めたくなり、インディーズバンドでドラムを叩いている息子を誘って最近ツーピースバンドを始めました。
記事、共感することばかりでした。
私なりのやり方で、10人を目標に知り合いではないお客さんを呼ぶことに挑戦しようと思っています。
今後も記事を拝見します。今後ともよろしくおねがいします。
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