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筋トレにダイエットは必要か

よくダイエットと筋トレはセットになって考えられます。
ダイエットにおいて筋トレは確かに密接な関係にありますが、「短期間で体重を減らす」これだけの理由であれば筋トレは必要ありません。

しかし、短期間のダイエットは何度も皆さん言うようにオススメできません。

・健康でいたい
・綺麗な身体を維持したい
・好きなことを長く続けたい
・介護を受けたくない
・元気な生活を続けたい
・孫と楽しく遊びたい

1つでも当てはまるのであるば筋トレは習慣にするべきです。1つどころか全部当てはまる人が多いと思います。

筋肉がつくことによって今後どのようなメリットがあるか、ダイエットにどのようなメリットを及ぼすかご紹介します。


1.ロコモ予防

ロコモティブ・シンドロームは「運動器症候群」と言われるものです。

メタボとロコモの違い
メタボ・・・血圧や血糖値、脂質に異常があり生活習慣病のリスクが高い状態
ロコモ・・・運動器(筋肉、骨、関節)の衰えや障害により、移動機能が低下した状態

30代以降筋トレをしない限り、筋肉は減少していく一方です。

どれくらいのスピードで減るのか。。。個人差にもよりますが30歳以降、年0,5〜0,7%の割合で減っていき、50歳を越えると1,0〜2,0%の割合で筋肉は減っていきます。

つまり、20歳のときの筋肉量を100としたとき50歳では約80、80歳では約50と半分ほどの筋肉となってしまうのです。

日本は「長寿の国」と言われていますが平均寿命と健康寿命の差が問題視されています。
寿命が長くても介護が必要となる期間も長いのです。そんなの嫌ですよね。筋トレをすることでロコモを防げて健康寿命は長くなります。

これは高齢者だけの問題ではありません。
40歳以上5人中4人はロコモもしくはその予備軍だと調査で考えられています。

メタボに対し数値化できず、気づかないという危険があるため早いうちから筋トレを行いましょう。

ロコモもしくは予備軍の見分け方
・椅子から片足で立つことができない
・15分以上歩くことが困難
・手すりがないと階段を上がれない
・2kg程度の荷物を持って持ち帰るのが困難


2.基礎代謝が上がる

これはよく言われているので皆さんも聞いたことがあるかもしれません。

基礎代謝は1日の消費カロリーの約60%を占めています。
その基礎代謝の20〜30%を筋肉が占めているので、筋肉が増えることにより太りにくい身体となります。

しかし、太りにくい身体となるには時間がかかります。筋肉が1kg増えると基礎代謝はいくら増えるでしょうか。。。

答えは50kcalのみ

それだけしか増えないのです。筋肉はそう簡単には増えません。長年の積み重ねによりやっと太りにくい身体を手に入れることができるのです。

筋トレで基礎代謝が上がるということは間違いではありませんが、「基礎代謝が上がるから痩せる」は間違いということになります。


3.脂肪が燃えやすいようになる

体内で体脂肪は細胞のに収められています。この細胞は2つに分けられ

「白色脂肪細胞」「褐色脂肪細胞」

に分けられます。

脂肪はエネルギーとして身体に蓄積されますが、この2つのうち「褐色脂肪細胞」は蓄積ではなく、「燃焼」を行ってくれるのです。

筋トレを行うと筋肉から「イリシン」というホルモンが分泌され、褐色脂肪細胞を活性化させることにより脂肪が燃えやすくなるのです。


どうでしょう。。。筋トレをやってみよう。頑張って続けてみようと思いましたか?
筋トレはダイエットだけではなく、今後の生活・人生を充実させるために絶対やるべきと考えます!

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