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本屋開業日記 その10

SNSでは随時お伝えしていたのですが、6月6日からついに実店舗の内装工事がスタートしました!

施工前の姿

施工内容は主にこんな感じ。

・木の床板を張る。
・天井を塗装する。
・壁を塗装する。
・天井にレールとスポットライトを設置する。
・カウンターと本棚を作成する。
・入口の扉を作成する。
・道路側の窓ガラスにショップサインを設置する。


色々あって当初の予定からは少し後ろにずれてしまい、物件を借りてから工事が始まるまでにけっこう時間がかかってしまったのですが、いざ始まってしまえば変わっていくのはあっという間。
この数日で、床板の貼り付けは大部分が終わり、天井の塗装も出来上がりました。

最新の様子
床板はほぼ貼り付け済
天井がキレイになった

以後は出来るだけ細かく記録を残していこうと思ってます。


ということで、いよいよ実店舗開店の目処が立ってきましたので、満を持してオープン予定日をお知らせしようと思います。

古本と新刊sceneは、2022年7月3日(日)午前11時にオープンします!

場所は、熊本市中央区神水1丁目2-8 輔仁会ビル 202号室。熊本県庁通りにあるビルの2階です。
オープン当日の営業時間は、11時から19時を予定しています。交通アクセス等、詳細はまた改めてお知らせします。

2021年末頃に実店舗の開業を準備し始めてから紆余曲折あったのですが、その時々の自分に出来る限りの最善の選択をしていった結果、いまに至っていると改めて思っています。
工事が始まってからの様子を見るにつけ、本屋としての「箱」はとても良いものが出来上がるという確信が持てたので、施工業者さんにはスケジュールに沿って仕事をしてもらうのみ。

そうなると重要なのは、どんな本を選んで、どんな並べ方をするのか。ここはもちろん僕の仕事です。
ということで、この2週間程は実店舗のための本の発注に集中していました。
今年に入ってから新刊本の取り扱いを始め、少しずつラインナップを増やしてきましたが、元々持っていた古本の在庫を合わせても、10坪超の店の棚を満たすほどの冊数にはまだまだ届いておらず、大口の発注が必要ということは以前から把握していました。

新刊本の在庫数を一気に増やすための注文の準備を、1ヶ月ほど前から少しずつ進めていました。この日曜日、6月12日を発注のデッドラインに設定していたので、この週末は発注のための集中期間ということで、県外の本屋さんに最後のネタ拾いに行った後、土日はひたすらディスプレイとにらめっこしながら注文内容の最終確認をしていました。
何度も何度も推敲を重ねた結果、昨日ようやく注文手続きが完了しました。

もう後戻りできない

この金額を注文するのは、さすがに勇気がいる…。
スクショに表記されているのは販売価格の合計なので、そのまま支払いする金額ではありませんし、版元在庫切れで届かない本もちらほらあるでしょうから、実際に支払いする金額がいくらになるのかはまだ分かりませんが、これまでで一番大きなお金の動きになることは間違いないです。ひえぇ〜。
この注文に関しては委託販売ではなく買い切りなので返品もできませんし(これまでも含めてほぼ全部の商品がそうですが)、支払いもおそらくすぐにしないといけないので、そういう点でも慎重にならざるを得ないところでした。

数十万円単位の商品の注文というのは、以前の仕事では日常的に経験していたことですが、身銭を切るとなれば全く話が違います。
僕自身、日常生活と事業での金銭感覚の違いがまだ全く身に付いていないので、頭を整理するのにかなり時間を要しました。

なにはともあれ、オープン前の本の注文については、これで95%くらいは終わったのではないかと思っています。
これから作ってもらう予定の大きな本棚を埋め尽くすには、それでも十分な冊数ではないかもしれませんが、良い本を厳選できたという自負はありますので、ゆとりのある売場づくりで、本の魅力を最大限演出したいと思っています。

大きな仕事をひとまず終えたところではありますが、最後まで気を抜かず、オープン日までに出来る最大限の準備をしていくつもりです。

7月3日(日)の11時から、皆さまのご来店を心よりお待ちしています!

それではまた。

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