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妄想対談「新日本プロレス vs 週刊少年ジャンプ妄想対抗戦②鷹木信悟 vs サイバイマン」

Y:いや、これは難しいですよ。まず原作におけるナッパのひとりごとによると、サイバイマンは種を植える土の質によって戦闘力が変わるみたいなんです。今回はやはり試合会場の近くにある土を使うんでしょうか?

O:種を植えて即戦わせないといけないから、まあそうだな。となると、たとえば会場が青森県武道館ならサイバイマン、新宿フェイスなら鷹木の方が有利かもしれない。

Y:でも普通に試合したら、鷹木の方が優勢な気がしますね。彼は地方の多人数タッグマッチでも、ビッグマッチの時と何ら変わらないテンションで挑むじゃないですか? あれはプロとして本当に素晴らしいことですよ。種を植えられてしまったから仕方なく戦うサイバイマンとは試合に懸ける気持ちのレベルが違います。

O:「生まれてしまったから仕方なく生きる。そんな生き方、俺には耐えられない」ってわけか。

Y:それは「ベ○セルク」だから違う出版社の漫画ですよ。ああ、そうだ。この試合は「ドラゴンボール」だけに龍魂ラリアットで吹っ飛ばす場面が見られそうですね(笑)

O:え、ごめん聞こえなかった。もう一回いい?

Y:・・・いえ、何でもないです。サイバイマンには頭から硫酸みたいなものを飛ばす技があるらしいんですが。

O:それは毒霧と同じ扱いじゃないのか? レフェリーの見ている前でやったら即反則負けだろ。

Y:でも内藤哲也が対戦相手の顔に何度唾を吐きかけても反則負けにならないですよね? あの硫酸が実はサイバイマンにとっては唾に過ぎないとしたら・・・

O:いや、その理屈には無理がある。要は相手に与えるダメージの有無で線引きをしているわけだろ。だからもしダーブラと内藤が試合したら、内藤はダーブラに唾を吐いても許されるが、ダーブラが同じことをしたら一発で反則負けだ。内藤の唾を何度浴びてもノーダメージだが、ダーブラの唾を食らったら相手は石になってしまうからな。ダーブラ側からしたら「向こうが先に仕掛けてきたのに」という前田 vs アンドレ戦状態だから、まあ理不尽な判定だよ。でも仕方ない。たとえセコンドのバビディに「パッパラパー♪」と言われようが、ここはレフェリーに毅然とした対応をお願いしたい。

Y:セコンドで思い出しました。ナッパやベジータがセコンドについてレフェリーの気を引いてあげれば、硫酸攻撃も可能じゃないですか?

O:やつらはエリート戦士だからそんなことしないだろ。長州力が「ちゃんこ番をすることはありましたか?」という質問に「何回かやったんですけど」と答えているのを読んだ記憶があるぞ。これが普通の新弟子だったら「何回か」なんて言葉にはならない。いい悪いではなくエリートとはそういう存在だ。その分、別の責任を背負っている。まあどうしてもセコンドをつけたいなら、他のサイバイマンに頼むしかないな。

Y:あ、その方がいいかも! もしセコンドに他のサイバイマンがいたら、場外に落ちた時に古典的な「入れ替わり戦法」を使えますよね。昔、全日本プロレスでブラックハーツがやったような。

O:うーん、理論上は確かにそうだな。誰にも見分けがつかないし。ただ俺には正直サイバイマンにそこまでの知性が備わっているとは思えない。一応ベジータの言葉は理解していたようだけど、新日本プロレスでたとえるならリアル飯塚高史じゃないか? 飯塚が同じ風貌のレスラーとタッグを組んだとして、入れ替わり戦法をできると思うか?

Y:・・・思いません。殴って蹴ってチョークして噛みつくだけでしょうね。じゃあやっぱり勝つのは鷹木でしょうか? もしそうならフィニッシュは(ひとつ咳払い)「ドラゴンボール」だけにラスト・オブ・・・

O:待て待て。肝心なことを忘れてるぞ。サイバイマンには誰もが知ってる驚天動地の切り札があるじゃないか。

Y:あ、もしかして抱きついての自爆ですか!

O:そう。最初は打撃とかで距離を置いて戦っていても、フィニッシュは組みつかないと技を決められない。でも負けを察知したサイバイマンにそこで自爆されたら両者KOで引き分けに持ち込まれてしまう。

Y:確かに! じゃあ鷹木は持ち上げてマットへ叩きつけるラスト・オブ・ザ・ドラゴンやMADE IN JAPANではなく、腕を叩き込んで首を刈るパンピングボンバーをフィニッシュにする方が無難ですね。

O:そういうこと。鷹木は過去に大仁田厚との絡みで二度ほど電流爆破マッチを経験しているから、多少の爆破なら免疫はあると思うよ。でも油断は禁物だ。サイバイマンの自爆はヤムチャを倒せるほどの威力だからな。

Y:説得力があるのかないのか。。。まあではこの試合も新日本サイドの勝利ということでいいですか? 他に何かありますか? 

O:俺の言いたいことは以上だ!!!


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