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「順位づけ」で遊ぼう

2010年から読書メーター(以下読メ)でレビューを書いています。
https://bookmeter.com/users/49241

読メは年末になると「○○年おすすめランキング」という書棚を作れるようになります。2011年から毎年作っています。ちなみに2011年の1位は池井戸潤「下町ロケット」でした。

今年もぼちぼち取り掛かろうと思っているのですが、けっこう難しい。そもそも好きなものに順位なんてつけられます? ランキングにしなくても「○○年に読んだ好きな本20冊」でいいんじゃないかと考えてしまいます。

と言いつつ、ランキング方式の方が熱くなるのも事実なんですよね。

子どものころ「ミュージック・ステーション」のCDシングルヒットランキングを何度も見返しましたし、「CD TV」も毎週チェックして順位の変動にハラハラしていました。あの新曲は何位に入るかな、とか。当時ファンだった林原めぐみさんの「Successful Mission」がトップ10に入ったときはアニメファンとして誇らしい気分になりました。

山田邦子さんが司会の時代かな? 氷室京介「KISS ME」が初登場1位になってPVが少し流れたんですが、あれも言葉を失うほどクールでした。氷室も曲もPVも控え目にいって最高ですけど、「初登場1位」というインパクトがカッコよさを際立たせた部分もあったと思います。

あのジョン・レノンですら自身のレコードのセールスランキングをいつも気にしていた、と何かの本で読みました。いい作品を残すことが第一で順位は重要じゃない、という考え方もある意味正解。でも勝ち負けの差があるからこそプレイヤーもオーディエンスも本気で熱くなれる。楽しめる。そういう面もありますよね。

私も「この人の本がこの作家より下では申し訳ない」「こんな薄い絵本が古典文学の名作より上でいいのか?」などと勝手に忖度しつつ、順位を細かく定める行為を楽しんでいます。ヒットチャートと違って全て自分で決められるのがポイントかも。

ランキングは大みそかの朝に更新するnoteでもご紹介します。皆さんも年末の締めに好きなものの「順位づけ」で遊んでみては?




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