- 運営しているクリエイター
2021年6月の記事一覧
「美学」が心を打つ理由
たとえば野球。ピッチャーがどれだけ凄い球を投げても、それを受け止めるキャッチャーがいなければ意味を成さない。
たとえばかつてのアップル。スティーブ・ジョブズがどれだけ斬新なアイデアを閃いても、それを形にする開発部やできあがった商品を売る営業がいなければ会社は続かない。
しばしばプロレスの魅力として語られる「受けの美学」。その正体は目立たぬところで踏ん張る者たちの「我々がいなきゃ回らないんだよ」
私の尊敬する「先生」
ガンケル投手、安定していますね。見ていて心地良かったです。
ツーシームやカッターなどベース付近で動くボールを武器にゴロを打たせる技巧派スタイル。落ち着いた大人のピッチングという感じがします。コントロールがいいからテンポも速い。彼が投げるときは野手もプレーがし易いはず。
ところで彼はネット界隈で「ガンケル先生」と呼ばれています。何でだろうとずっと疑問だったのですが、どうも実際に教員として働いた経
「対世間」と「プロ」スポーツの矜持
賛同します。東京五輪も「上限1万人」なんだから、文句を言われる筋合いはありません。ぜひテレビや動画で見られるようにして欲しい。
構図としては昨年話題になった麻雀の「黒川杯」と似ています。「レートが点ピン(1000点を100円で換算)ならセーフなんですよね?」と。無論コロナ禍の大幅な収入減を補うための決断と政府への抗議活動では背景が異なるわけですが。
新日本プロレスも延期になっていた東京ドーム大
「名作ゲーム」がくれた教訓
棚橋選手のブログ、定期的に読んでいます。必ずクスッとできるので、疲れたときや嫌なことがあって神経がざわついているときにオススメ。「ファイナルファンタジー6」における「ミシディアうさぎ」みたいなささやかな癒し効果を得られます(わかるかなあ)。
こういうささいな回復が実は大事。その積み重ねでギリギリの局面を何とか乗り切れたことがありました。
そういえば、先日部屋でボーっとしていた際、ふとマスクの効
「ドームプロレス」の功罪
7月25日が東京ドーム。9月4日&5日がメットライフドーム(西武ドーム)。横浜スタジアムは残念ながら中止となりました。
↑の記事では「史上初の年間3度目の東京ドーム」と書かれていますが、新日本プロレスは99年、2000年、2002年、2003年、2005年にも東京ドーム大会を3回開催しています。
当時はとにかくドームが多かった。97年には4月東京、5月大阪、8月ナゴヤ、11月福岡という「ドーム
「カリスマモデル」と「性格診断」
毎回注文する「ダブルチーズバーガー」は何位かな、と思ったら、まさかの1位でした(もちろん私は「10代の女性」ではありません)。
2位の「えびフィレオ」の方が若い人に好かれそうな気がしました。同メニューがスタートした2005年の秋に流行りましたよね。カリスマモデルの蛯原友里さんがCMに出ていたことも大きかったはず。
当時、知り合って間もない職場の先輩に「エビちゃん美人だよな」と言われて「そうです
「駆け引き」と「真っ向勝負」
まさかルーキーの伊藤投手が世界のマー君に投げ勝つとは。
交流戦が始まってからパリーグの攻撃力に圧倒されました。セリーグなら勝ちパターンで逃げ切れる状況でも食らいついてくるし、一瞬でひっくり返すパワーがある。
「あしたのジョー」でいうなら力石徹のアッパーみたいなものです。セリーグは何とかそれを回避し、小さなパンチを当ててポイントを稼ぐしかない。でもどんなにコツコツ積み重ねても一発食らったら全部パ
「適性」と「小説」を探す旅
noteを始めて一年が経ちました。
ひとつ気づいたのは、私は先発投手やボクサーではないなと。リリーフ投手でありプロレスラーだなと。
先発投手はじっくりと調整し、一週間に一度登板して長いイニングを投げます。ボクサーは日々過酷な練習を積み、三~四か月に一度リングに上がります。
一方リリーフ投手は連日起用されて短いイニングを投げます。プロレスラーは全国を巡り、年間で100試合以上闘います。
どち
「夏のテーマ曲」と「意味不明な王様」
毎年必ずヘビロテする「夏のテーマ曲」があります。
ファンの人から怒られるかもしれませんが、実は彼らのことをよく知りません(スイマセン)。一応顔と名前は一致します。このPVだとチャンミンがカッコいいですね。棘のないイブラヒモビッチみたいで。←?
他の曲もほとんど聴いたことがありません。でもこの「Summer Dream」だけは本当に好きなのです。今年も夏が来た!という爽やかな高揚感をくれるから。
「クラシカル」という斬新
いまの新日本プロレスのフォーマットは全5試合。第3試合終了後に休憩が入ります。
やっと獲得した王座の初防衛戦を休憩前に組まれたデスぺ選手の憤りは理解できます。ただ期待感で「飯伏幸太 vs ジェフ・コブ」に劣ったのは事実。これはデスぺ選手というよりも挑戦者のYOH選手が原因かと。
「飯伏 vs コブ」に言葉は要りません。常識が通用しない超人アスリートふたりが織り成すド迫力の死闘はリング上が全て。
「重圧」と「責任感」のルール
数年前、現・阪神タイガーズ監督の矢野燿大(あきひろ)さんがTV解説の際、バッテリーを組んでいた頃の球児さんについて興味深いコメントをしました。
「あの頃の球児は、ファンから全てのアウトで三振を求められていた」
「それも真っ直ぐでの三振を」
そういう空気はありました。だからフォークを続けると「あれ?」みたいにざわつくし、ランナーを出しただけでヤジが飛ぶ。救援に失敗した日の試合後や翌日は外を歩くの
「知行合一」を体現する58歳
泣けました。流行りの言葉を拝借するなら「よもやよもや」です。
3年前、両膝に人工関節を入れたことでムーンサルトプレスを封印した武藤選手。後ろ向きでコーナーに上がったとき、PCの前で「よせ!」と叫びました。「素材の金属に負けて骨が折れてしまうから二度とやらない」と話していたのに。。。
と同時に「いや、構えだけで結局飛ばないから」「要は期待感を煽る様式美」「これもプロレスの『魅せる技術』だよね」と
「NT」に言葉は不要~6.7大阪城の煽りコラム~
リーグ戦やトーナメントではなく、王座や挑戦権も懸っていない。特殊な試合形式でもない。そんなただの「スペシャルシングルマッチ」がこんなに楽しみなのはいつ以来でしょうか。
前哨戦も見応えがあって毎度驚かされていますが、試合後の様子がまた興味深い。飯伏選手とジェフ・コブがリング上に正座して向き合い、何やら細かく会話するのです。
たぶん飯伏選手はさほど英語がわかるわけじゃないし、コブも日本語はほとんど
「Fire」とは限らないけど
ザ・アメリカって感じがします。
客を入れられない状況が長く続いているとはいえ、つい先日までTVに出ていたブラウン・ストローマンやラナ、アリスター・ブラックを解雇するとは。ストローマンは団体最高峰のWWE王座に挑戦した直後だし、ブラックも新キャラで抗争を始めたばかり。
このご時世で仕事を失うのだから大変なことです。ただ我々日本のファンが考えるほどには深刻な事態ではないのかもしれません。
以前英