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雑文エッセイ日記コラムプロレス諸々

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その名の通りです。
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2020年12月の記事一覧

日はまた昇る

今年6月にnoteを始めてから一度だけ「つぶやき」をしました。

という内容でした。本の町・神保町は私にとって魂の安息所です。東京堂書店(ここのカバーがいちばん好き)や三省堂書店(愛書家の総本山)、書泉(B1のプロレスコーナーに癒される)、さらに様々な古書店を巡って衝動買いし、安くておいしい蕎麦を食べる。静かなカフェで本格的なコーヒーを飲み、黙々と本を読む。最高の時間を過ごせます。

行きつけの蕎

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「順位づけ」で遊ぼう

「順位づけ」で遊ぼう

2010年から読書メーター(以下読メ)でレビューを書いています。
https://bookmeter.com/users/49241

読メは年末になると「○○年おすすめランキング」という書棚を作れるようになります。2011年から毎年作っています。ちなみに2011年の1位は池井戸潤「下町ロケット」でした。

今年もぼちぼち取り掛かろうと思っているのですが、けっこう難しい。そもそも好きなものに順位な

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「反・順当」のギャンブラー

「反・順当」のギャンブラー

US王座の挑戦権利証を4度防衛しているKENTA選手。もう「暫定王者」として認定すべきです。因縁浅からぬYoshi-Hashi選手と戦って欲しかった。最近の充実ぶりが素晴らしいので。

とはいえ、nWo&T2000世代の私にとって小島聡は特別な存在。彼は史上初、全日本プロレスの三冠ヘビー級王座と新日本プロレスのIWGPヘビー級王座を同時に保持したレスラーなのです。

内藤選手の二冠もすごいことです

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それがきっと生きる答え

それがきっと生きる答え

中3のちょうどいまごろ、NHK‐BSが連日ガンダムの劇場版を放映していました。特に楽しみだったのが「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(1988年公開)です。

小学生のころに町のレンタルビデオ店で借りて見ていたのですが、何と巻き戻しがされていなくて。ネタバレといえばネタバレでしたが、大事なのはそこへ至るまでの過程。私はのんきな性分なので「エンディングの曲、カッコいいなあ」と最後まで見届けてから巻き

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虚無と美談のバランス

虚無と美談のバランス

上本選手はドラゴンズの浅尾コーチと並ぶ「球界屈指のイケメン」だと思っています。プレイや発言から滲み出る姿勢も含めて、とにかくイケメン過ぎました。

たとえば2017年9月の巨人戦で畠選手から頭部に死球をもらった翌日。謝罪に来た同投手に「うまくよけられなくてゴメンな」と伝えたとか。しかもその日の対戦では初球を強振してホームラン!!! こんなにシビれるホームランもなかなかないですよね。

と同時に「あ

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脳細胞をクリアにする方法

脳細胞をクリアにする方法

スーパージュニアの決勝は素晴らしい試合でした。でもやっぱり乱入&金的三昧の新日本プロレスへの関心は薄らいでいます。

全日本やノアも動画でチェックしていますが、いまは世界最大のプロレス団体・WWEへの関心がまた高まってきました。

今年の春先にWWEネットワークが一部の過去動画を無料で開放していた時期がありました。会員登録だけで視聴できたのです。コロナでステイホームしている世界中のファンを元気にし

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直木賞を獲れなかった男

直木賞を獲れなかった男

2016年にボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞した時「反対ではないけど先にもらうべき人がいたのでは」と思いました。ポール・オースターやコーマック・マッカーシー、翌年受賞したカズオ・イシグロ、そして村上春樹など。

同じことを今回の直木賞候補にも思いました。たとえば加藤シゲアキ。私は割と好きです。特に処女作の「ピンクとグレー」をオススメします。文体に時折顔を覗かせる背伸び感が新鮮で(又吉直樹「火花

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いちばん好きな街

いちばん好きな街

原宿のリバーサル。好きなお店です。着心地抜群でデザインもカッコいい。

以前ここへ行った際、nWoのカモフラTシャツを着ていたのですが、近くのローソンで某プロレス記者らしき人と目が合いました。お店で某レスラーに遭遇したこともあります。私は選手のプライベートを邪魔したくないので、基本的に話し掛けたりサインを求めたりはしません。「ファンです」っていうフレーズも何か対等じゃないから使いたくない。

服と

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ぎもんがあります

ぎもんがあります

来月「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開されますね。

一応最初のテレビ版をリアルタイムで毎週見ていたので、思い入れはそれなりに持っています。

とりあえず私がシンジなら、一話の「乗るならさっさとしろ。でなければ帰れ」で即「さよなら」でした。終劇。それが人にものを頼む態度かよって思いませんか? 相手が年下だから、子どもだからという理由で居丈高に振る舞うのはおかしい。

あとエヴァのパイロットって

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意味とかどうでもいいから

意味とかどうでもいいから

職場の昼休み。まあ眠い。

半ば義務感で食事を済ませ、スマホをチェックしてひと息。あとは時間が来るまで目を瞑るか本を読みます。周囲を遮断してひとりの世界に没頭すべく、スマホで音楽を聴きます。何を再生するかは時々で変わるのですが、最近のお気に入りを3曲ご紹介します。

1、Hotei vs Char 「Stereocaster」

布袋さんのギターってヴォーカルみたいです。ぐいぐい前に来る。音でもヴ

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花開いた地味男

花開いた地味男

<高橋ヒロム vs エル・デスペラード>
原色のロックスターと真っ白な地味男。

鈴木軍がノアに参戦していた2015~16年ごろ。デスペラードが他のメンバーの試合でセコンドについてちょっかいを出した際、前の席に座っていた年配の男性が「ふざけるな○○!」と立ち上がったことがありました。○○はデスぺの正体と目されている選手の名前です。

ノアファンの大多数は常識ある大人の方々。すぐ男性を嗜めていました

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絵本を選書してみた

絵本を選書してみた

この季節は絵本がよく売れます。

私は児童書担当ではないのですが、絵本は好きでけっこう読んでいます。とはいえページ数の割に値段がそこそこするので、気軽に買えないのも確か。

そこで私が実際に購入して「買ってよかった!」と思えた三冊をご紹介します。

1、「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」

「大人が子どもに読ませたい絵本」に見せ掛けた「大人が読むべき絵本」の代表格。何度も読み返せるし、そのた

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スターになり損ねても

スターになり損ねても

新庄剛志氏のトライアウト挑戦が話題になっていますね。48歳。しかも引退して10年以上経っているのに、プロの投げる球をヒットにする。すごいことです。バットに当てる、前に飛ばすだけでも大変なのに。並大抵の努力でできることではないはず。泥臭い姿を訴えない点で損をしていると感じますが、それが美学というか自己表現の流儀なのでしょう。

率直に言って感動しました。プレイヤーではない形の契約オファーなら間違いな

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I'll Face Myself ~12月11日(金)日本武道館の煽りコラム~

I'll Face Myself ~12月11日(金)日本武道館の煽りコラム~

エル・デスペラードというプロレスラーをご存知ですか?

公式では「正体不明のマスクマン」となっています。

彼が初めて新日本プロレスに姿を見せたのは2014年の1.4東京ドーム。客席で思わず「○○か?」と叫んだ際(スイマセン)、周りのリアクションが「ああ」と「誰?」に分かれた記憶があります。

翌日、彼は「メキシコ出身。父親が日本人だから日本語を話せる」というコメントを出しました(もちろん○○は日

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