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本の思い出はやっぱり楽しい 十歳までに読んだ本

子どもの頃、どんな本を読みましたか? 心を揺さぶられた物語、勇気をもらった言葉、憧れの主人公――小川糸、森見登美彦、宮下奈都、辻村深月、吉岡里帆をはじめ、作家、女優、映画監督ら70名が、「根っこ」となった大切な一冊について綴るエッセイ集。あの頃のドキドキやワクワクがよみがえり、大人になった心に響く一冊です。

[執筆者一覧]
西加奈子/佐藤ジュンコ/松村栄子/原宏一/川内有緒/冲方丁/安田菜津紀/飛鳥井千砂/益田ミリ/草野たき/吉岡里帆/畠中恵/平松洋子/木内昇/ミムラ/穂高明/千松信也/長島有里枝/小川糸/穂村弘/山崎ナオコーラ/近藤聡乃/中村航/町山智浩/棚橋弘至/最相葉月/森見登美彦/名取佐和子/文月悠光/原田マハ/稲垣えみ子/海堂尊/安東みきえ/中島たい子/平山夢明/前田司郎/犬童一心/内澤旬子/三田村信行/栗田有起/矢萩多聞/寺地はるな/あさのますみ/初野晴/東山彰良/万城目学/柚木麻子/近藤史恵/小路幸也/石川直樹/伊藤たかみ/宮下奈都/永井するみ/小川一水/大崎梢/杏/藤岡陽子/小手鞠るい/絲山秋子/魚住直子/小瀬木麻美/五十嵐貴久/辻村深月/小松エメル/藤谷治/誉田哲也/市川紗椰/枡野浩一/加藤千恵/アーサー・ビナード
Amazon商品ページより

書評エッセイも楽しくてよく読むのですが、好きな作家さんの単独のエッセイも面白いし、沢山の方のエピソードが収録されたアンソロジー形式も楽しいですよね。子供の頃に読んだ本についてもとっても面白い。
そんな楽しみで溢れているこの本。鈴木千佳子さんの装丁も可愛らしくて素敵な本です。
雑誌に掲載されていたものをまとめたものだそうですが、書いていらっしゃる方もバリエーションに富んでいてそれもまたいいです。個人的には好きな作家さんがたくさん入っているのも嬉しいところ。同じ作品を取り上げている方もおられたりして、それぞれのエピソードから読み方の違いが見えてきたりするのも味わい深いです。
読んだことがあるもの、読んだことがないもの、どちらについてでも楽しく読めて、時にはこの作家さん、こういうのが好きなんだ、意外!と思うこともあったり。
『ファーブル昆虫記』なんかは子供の頃に読んだきりなので読み返したくなったりします。
あさのますみさんご紹介の『ガラスの家族』と近藤史恵さんご紹介の『白い牙』が読んだことないので気になりました。椋鳩十の『孤島の野犬』も読んだことなくて気になります。
読んだことがあるものだと、冲方丁さんの『11ぴきのねことあほうどり』を読むとコロッケ食べたくなるの、すごくわかるなぁ。揚げたてのコロッケ……。万丈目学さんと柚木麻子さんの『小公女』の読み方が似ているところもありつつ違っているのもまた楽しくて。
まんがも取り上げれられているのが自由な感じでいいですね。
読みながら「そうそう!」と思ったり、「そういう読み方もあったか!」と思ったり。

子供の頃に読んだ本の記事を書くようになってから、以前よりも絵本や児童書についてのエッセイが気になるようになりました。
自分が読んだ時の思いや感想、思い出の本の紹介的に書いているのですが、具体的な子供の頃の思い出と結びつけて書いてあるこうしたエッセイを読んでいると、自分の書いたものがだんだん薄く感じたりも💦
プロが書いたものと比べたってしょうがないですから、気にするつもりはないのですが、もうちょっとこう、自分の思い出も絡めてもいいのかなと思ったり、でも何かの拍子で知り合いに発見されたりしたら照れ臭いしと思ったり(笑)。

まあ、あまり難しく考えずに楽しくこれからも書いていけたらいいな、と思っています!

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