近代刑法では犯罪は本人の責任とされ未成年が犯罪をした場合は親の責任となる。しかし犯罪心理学でサイコパスに分類されるような子供の場合、反社会性パーソナリティの遺伝率は81%とかなり高いため、この場合は親が子供に対して環境面で子の性格や異常行動を矯正することにほとんど意味がないと言える。実際に暴力性や異常性が顕著な子供の反社会的行動は遺伝率96%。音楽的才能の遺伝率は92%、言語性知能の遺伝率は14%だがほとんどの項目では共有環境の影響がゼロ(測定不能)とされている。家庭が子供の性格や社会的態度や性役割に与える影響は皆無で、言語を教えられるだけ。つまりサイコパスは遺伝するし、親からの教育では治しようがない。

サイコパスが集まる臨時職業紹介所(サイコパスは退屈が苦手で正体を知られると職場に居づらくなるから転職しやすい)で、「この研究がアメリカ厚生省長官から機密保持の認証を受けているためどんな秘密を打ち明けても不利益にはならないから、犯罪歴を教えてほしい」と話す実験、すると嬉々として話し始めるサイコパスが多い。

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