不倫する人に欠けている感覚
不倫が話題になると、「配偶者や子どもを大切に思っていない」と非難される。よく分かる意見だし、私もそう思う。
でも、たぶんそれ以上に、「自分は、配偶者や子どもにとっての大切な存在である」という自覚や実感が彼らに欠けているのではなかろうか。
ということは、不倫されないためには、配偶者を大切にすることはもちろんだが、もっと重要なのは、配偶者に「自分は大切な存在なのだ」と日々感じさせることかもしれない。
「私は大切にされている」ではなく、「私は大切な存在なのだ」。
ここがポイント。
なぜなら、不倫相手だって「大切にしてくれる」のだから。それも、もしかすると配偶者以上に。ところが、不倫相手にとっての「大切な存在」だと感じられるかというと、どうだろう……?
「いいや、自分は不倫相手にとっての大切な存在だ!」
もしもそう感じられるなら、その不倫はもうやめたほうが良い。
その人と別れろという話ではない。
配偶者との婚姻関係のほうを解消するのが良いということだ。
限りある人生。「大切な存在だ」と感じさせてくれる人と一緒に歩むほうが素晴らしいに決まっている。
ただ問題は、その人がこの先もずっとそう感じさせてくれる保証がないことか……(むしろ落胆することのほうが多い気がする)。不倫する人は、そんなこと言われるまでもなく分かっているんだろうけどね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?