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子どもの夜間の腹痛で考えたこと

22時の寝る直前、小2次女が腹痛を訴え泣き出した。小児科は研修医時代の知識しかないが、ひとまず医師スイッチをオン。

問診、視診、聴診、触診。

心窩部からMcBurney点にかけて圧痛……、

え? 虫垂炎?

病院受診を検討しながらお腹をさすると、それだけでだいぶ緩和されるみたい。重篤感もないし、経過をみることに。そうと決まれば、医師スイッチはいったんオフ。

かわりにパパスイッチをオンにして、「手当て」に集中。

お腹をさすると安心するのか、スヤスヤと寝始めた。私も一緒にリビングで横になり、お腹をさすり続け、ウトウト。

寝ていても右手の動く親心

結局、0時ころに抱っこで寝室へ。そのまま無事に朝を迎えた。

今回は無事っぽいが、子どもの体調不良に親センサーがいつもより変だと感じたら、病院受診するほうが良い。

夜間救急を受診するのは勇気がいる。医師である私でも、元看護師の妻でも、臆してしまう。一般の人ならなおさらだろう。でも、親がおかしいと感じる場合、たいていの医師がウェルカムだ。

SNSには、夜間救急を訪れる珍客・迷惑客に対する医師や看護師の悲鳴や愚痴や憤りが流れてくる。

それらを見ると、夜中に我が子を受診させて良いのだろうかと不安になるかもしれない。

でも、きっと大丈夫。親が不安に感じる症状を軽々しく扱う医師や看護師に、私は出会ったことがない。

SNSには、こんなひどい医師に出会った、とんでもない看護師にあたった、という悲鳴や愚痴や憤りも流れてくる。

それらを見ると、病院受診が不安になるかもしれない。

でも、きっと大丈夫。

だから、親センサーが反応したら、臆せず受診させてほしい。

私も、臆せず受診させようと思う。

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