平和のためにできること
小5長女「パパ、平和のために何ができるの?」
「ん? どうした急に?」
「宿題」
あ、宿題か。
何もできない、とは言えないな……。
「平和のためにねぇ……」
「そう、ロシアで戦争あってるんでしょ」
「よく知ってるね。じゃ、戦争に対して何ができそう?」
「分かんない」
「だよね。えっと、長女ちゃんには戦争を止められるかな?」
「むり」
「そうだね。戦争で困っている誰かを助けに行くのは?」
「行けない」
「じゃ、戦争について勉強するのはどうだろう?」
「……うーん」
戦争について学ぶのは、小学生が平和のためにできることとして充分だと私は思う。これが大本命の正解だと考えていたのだが、宿題としての「正しい答え」を欲しそうな長女にとっては、あまりピンとこないもののようだ。
「長女ちゃんが誰かを助けたら、その人はどんなことするかな?」
「他の人を助けるかも」
「じゃ、近くの誰かを助けるってのは?」
「うん、いいねそれ」
そういうわけで、結論。
平和のためにできること。
近くの誰かを助ける。
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