11月11日

「シェア」という言葉を皆さんも一度は耳にした事あるのではないでしょうか?

その「シェア」という言葉で色々検索してたら「カーシェア」という聴き慣れない言葉が出てきたので今日は「シェア(共有)」ということについて「カーシェア」を事例に記していくことにします。

カーシェアというのは言葉の通りで「自動車の共有」という意味です。

では、そもそもなぜカーシェアなのか?ということにフォーカスして記します。

ここで時代は高度経済成長期(1954年〜1970年)まで遡ります。当時日本では“マイカー“は豊かさの象徴とされ、長年にわたりマイカーの利便性の恩恵を受けてきました。

しかし、月日が経過し2014年時点で世界の自動車保有台数が12億台を突破しました。このまま保有台数が増加し続けると環境への負荷は計り知れなくなります。加え、都市部では一つの事例として過度のマイカー利用が交通渋滞を招き、スムーズな移動、経済活動を阻む原因にもなっています。

上記のような自動車社会が抱える課題の解決策として「カーシェア」が近年、注目されてきています。カーシェアが普及しつつある背景に「消費者の志向」が大きく関係しています。具体的には「モノ」に対して「所有」するという概念から「利用」するという概念にシフトしてきているのです。

皆さんの中には買い物がストレス発散という方、買い物が趣味という方がいるのではないでしょうか?これは、モノを所有することで自己欲求を満たそうとするからです。

モノを所有することは大量生産・大量消費が繰り返され経済活動が行われております。

しかし、地球の資源は限られています。なので持続可能な社会を維持していくには現状の「限られた資源を共有する」という考えが広まりつつあります。そんな中で生まれたのがシェアリングエコノミー(共有経済)という考えです。インターネットを通じて不特定多数の人々と繋がり個人や企業が提供するモノをシェアし合うという「脱所有」の消費行動が、若年層中心に広がりを見せており、その中の1つがカーシェアということです。加え、シェアリングエコノミー(共有経済)に拍車をかける要因として近年の若年層の価値観が関わっています。インターネット時代に育った若者にとってモノは所有というよりむしろ“手段“に過ぎないという考えが関わっているからです。

私も大学で使わなくなった教科書はメルカリに出品しています。と、考えると私もモノは所有ではなく、手段という考えなのかもしれないですね。



画像1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?