素敵な思い込みを☆
今回も動物園での一場面なのだが,小学3,4年生ぐらいの3人組の女の子とその付き添いみたいなおじいちゃんが来ていた。
3人組の女の子は3人とも手にはデジカメや携帯を持っており,写真を撮りながら動物園を楽しんでいるようだ。しばらく歩いていると,その中の一人が泣きながら歩いていた。理由はわからないがきっとささいなことが原因なのだろう。泣いている子の傍らで,2人の女の子がその子をなぐさめている。泣き止むようにと言っている2人に向かって,その子は泣きながら,
「なんで泣いたらいけんのん?」
と言った。
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自分がどのような人間かということを理解している人はどのくらいいるのだろうか。
“自分を知る”ということの有効な手段の一つは自分の感情に向き合うことだと思う。自分が興味・関心を持っていないことについては,基本的に感情はあまり反応しない。
感情が出るときは,自分の内側にあるものに触れたときだ。
言い換えると,
感情は自分の考え方や思い込みを反映したものだ。
そしてどうやらその感情によって行動が決定されるようだ。
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話を戻すと,その子はひょっとすると,
”泣きたいときには泣いていいんだよ”
”感情を無理に抑えることはない,自分の感情に正直に生きていけばいい”
というように育てられたのかもしれない。その子は全く無意識だと思うが,そういう思い込み(刷り込み)があったのだろうと思う。
うれしいとき,
楽しいとき,
悲しいとき,
怒ったとき,
感情の裏には自分の思い込みがきっとあると思う。
そしてたぶんそれは無意識に刷り込まれているものであることが多い。
たまには自分の感情に向き合ってみて,
この感情の原因となっている思い込みは何かな?
と自分に丁寧に向き合ってみるのもいいかもしれない。
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